シラバス情報

授業科目名
マクロ経済学研究
(英語名)
Macroeconomics II
科目区分
主専攻科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEMS5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
大住 康之
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標9/目標10
オフィスアワー・場所
火木昼休み・研究室
連絡先
osumi@econ.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/3◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
本講義は前期「マクロ経済学基礎」を受け、大学院レベルのマクロ理論および経済成長理論の基本的理解を深めることを目的とする。さらにはモデルに必要とされる分析手法の習得を目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
上級マクロ経済学・成長、分配
講義内容・授業計画
I. 講義内容:
はじめに、成長理論の出発点となったソローの成長モデルを紹介し、その後のモデルはソローモデルのどのような点を深化、発展させていったかを、代表的なモデルを紹介しながら比較検討する。時間があれば技術進歩と所得分配について講義する。
II. 授業計画:以下に沿って各1-3回講義する。
1.ケインズ派成長モデルとソロー成長モデル
2.ソロー・ラムゼーモデル(1)
3.ソロー・ラムゼーモデル(2)
4.ソロー・ラムゼーモデル(3)
5.世代重複モデル:ダイアモンドモデル(1)
6.世代重複モデル:ダイアモンドモデル(2)
7.世代重複モデル:ダイアモンドモデル(3)
8.人的資本モデル:ルーカスモデル (1)
9.人的資本モデル:ルーカスモデル(2)
10.内生的技術:ローマーモデル (1)
11.内生的技術:ローマーモデル (2)
12.新消費財:グロスマン・ヘルプマンモデル
13.シュンペーター的発想:アギオン・ホーイットモデル
14.技能偏向的技術進歩:アセモグルモデル (1)
15.技能偏向的技術進歩:アセモグルモデル (2)
教科書
Romer, D.著 Advanced Macroeconomics 4th ed, McGraw-Hill, 2012(『上級マクロ経済学』日本評論社), Solow, R.M. 著, GrowthTheory: An Exposition, 2nd ed. Oxford University Press, 2000(『成長理論』第2版、岩波書店2000年)を予定。
参考文献
Blanchard, O. and S. Fischer著, Lectures on Macroeconomics, MIT Press,1989,(『マクロ経済学講義』多賀出版), Aghion, P. and P. Howitt,The Economics of Growth,MIT Press, 2009., Acemoglu, D., Introduction to Modern Economic Growth, Princeton University Press, 2009.,de La Grandville,O., Economic Growth: A Unified Approach, Cambridge University Press, Second Edition,2017.,Bohm,V., Macroeconomic Theory, Springer, 2017.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習:テキスト、関連論文の精読、10h
復習:テキスト、関連論文の精読、宿題の遂行 10h
アクティブ・ラーニングの内容
実施しない
成績評価の基準・方法
基準:目的と目標の到達度に基づき、S,A,B,Cによる成績を行い、単位を付与する。
評価:レポート70%、宿題30%で総合評価する。
課題・試験結果の開示方法
宿題:授業中に解答を行う。
レポート:ユニバーサルパスポートで講評を行う。
履修上の注意・履修要件
授業は、原則対面で実施する予定ですが、新型コロナウィルス感染症対策として、自宅でのオンライン授業を実施する場合があり、オンライン授業を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。授業方法は履修登録後に決定・連絡します。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。