シラバス情報

授業科目名
演習Ⅰ(貿易理論/FDI理論)
(英語名)
Seminars I(Trade Theory / FDI Theory)
科目区分
研究演習科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEMS5MCA3
単位数
4.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期、2024年度後期
担当教員
西山 博幸
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
研究室(A419)
来室希望の場合は、Emailにて事前に問い合わせること。
連絡先
nisiyama@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/4◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
学生(博士前期課程)が、貿易・海外直接投資(以下、FDI)に関する専門的知識ならびに関連分野の先行研究の成果を網羅的に検証し、新たな問題の抽出と研究命題の設定を行えるようにする。命題の設定後は、理論的枠組み(理論モデル)の開発とそのモデルを用いた理論分析による検証、そしてその結果を踏まえた政策提言を行うことを目的とする。

【到達目標】
1.先行研究を網羅的に把握し、体系的に整理すること。
2.従来の理論モデルのアレンジ、あるいは新たな理論モデルを開発すること。
3.上記モデルを用いた理論的検証を行うこと。
4.理論的検証結果を踏まえた政策提言が行えること。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
専門知識の習得と優れた修士論文作成のための演習Ⅰ(貿易理論/FDI理論)

【キーワード】
研究発表(presentation・discussion)、先行研究サーベイ、理論分析
講義内容・授業計画
【講義内容】
本演習では、国内外の優れた論文やテキストを読み、貿易やFDIの理論を学ぶ。ゼミ時間中は学生による発表をもとに適宜必要な指示や示唆を行う。最終年度の修士論文作成を睨んだ指導を行う。

【授業計画】
各自の研究発表をもとに討論を行い、修士論文執筆に必要な基礎知識の習得と理論分析能力を鍛える。
1.各自の研究テーマに沿ったpresentationとdiscussion
2.関連先行研究のサーベイ
3.理論分析の習得
教科書
特定のテキストは使用しないが、参考までに下記の関連テキストを紹介しておく。
Krugman PR., Obstfeld M., Melitz M., International economics: Theory and policy.
Markusen JR., Multinational firms and the theory of international trade.
Helpman E. and Krugman PR., Market structure and foreign trade.
Antras P., Global production.
参考文献
主に英文Journalに掲載されている論文を読む。特に下記は重要な文献である。これ以外にも、各自の研究テーマに応じた関連文献を読み込む。
Krugman PR., 1980, Scale economies, product differentiation, and the pattern of trade, American Economic Review, 70(5), 950-959.
Melitz M., 2003, The impact of trade on intra-industry reallocations and aggregate industry productivity, Econometrica, 71(6), 1695-1725.
Helpman E., Melitz M., Yeaple SR., 2004, Export versus FDI with heterogeneous firms, American Economic Review, 94(1), 300-316.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
出席を前提に、研究発表(presentation・discussion)への取り組みを総合的に評価し、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
研究発表への取り組み100%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業評価アンケートの教員コメント欄に、試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
講義で用いるテキストや論文を事前に精読し、講義後はすぐに復習しておくこと。当ゼミにおける論文作成の指導は理論分析を中心に行うが、必要に応じて実証分析を用いてもよい。
実践的教育
該当しない。
備考
近年は、下記の研究を中心に行っている。
1.企業の異質性(Firm heterogeneity)を考慮した国際貿易・FDI研究
2.貿易、FDIと労働市場に関する研究
3.貿易、FDIと環境に関する研究
4.グローバル生産ネットワーク/グローバル・バリューチェーンに関する研究
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。