シラバス情報

授業科目名
金融論特殊研究
(英語名)
Advanced Monetary Economics
科目区分
主専攻科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEDS7MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
伊藤 国彦
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標2/目標9
オフィスアワー・場所
火曜日12:30〜12:50 
研究室 研究棟ⅠA208
連絡先
itok@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/3◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】1990年代から進んだ金融グローバル化において観察される世界的な「経済の金融化」と「金融の民主化」について、その現象と内実を研究し、自分の見解を持つことである。
【到達目標】「経済の金融化」と「金融の民主化」についての各学派の見解を比較し、自分なりの見解から説明できることである。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:「経済の金融化」と「金融の民主化」に関する研究
キーワード:経済の金融化、金融の民主化
講義内容・授業計画
【講義内容】
「経済の金融化」と「金融の民主化」について理論的および実証的な研究をサーベイし、自分の見解を探求する。具体的には、金融の肥大化、経済の金融化とはどういう現象なのかについて現状分析、その理論的分析と実証分析を行う。2〜5が経済の金融化に関する講義である。6〜8が金融の民主化に関する講義である。
【講義計画】
1.ガイダンス
2.金融の肥大化の実態
3.経済の金融化とはどういう現象なのか
4.経済の金融化を理論的にどう説明するか:ポスト・ケインジアンの見解
5.経済の金融化を理論的にどう説明するか:マルクス派の見解
6.経済の金融化を理論的にどう説明するか:主流派の見解
7.経済の金融化を理論的にどう説明するか:各学派のメリットとでメリット、自分の見解
8.経済の金融化に関する実証分析
9.金融の民主化とはどういう現象なのか
10.金融の民主化を理論的にどう説明するか:主流派の見解
11.金融の民主化を理論的にどう説明するか:行動経済学の見解
12.金融の民主化を理論的にどう説明するか:マルクス派の見解
13.金融の民主化を理論的にどう説明するか:各学派のメリットとでメリット、自分の見解
14.金融の民主化に関する実証分析
15.まとめ
受講者の要望や理解度のよって、講義回数は変更される。

生成系AIの利用に制限を設けない。活用してみて、生成系AIの意義と限界を自ら探って欲しい。
教科書
1)Orhangazi, [2008], Financialization and the US economy, Edward Elgar Publishing.
2)ロバート・シラー、『新しい金融秩序<新装版>』,日本経済新聞出版社,2014.
他、著書や論文など
参考文献
授業の中で紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキストを読んで、理解できない箇所をはっきりさせておく。(1回の授業当たり2時間)報告の担当になった場合は説明の仕方やレジメの準備も含まれる。(1回の授業当たり5時間)
【復習】授業後にもう一度テキストやノートを見直して、授業の内容をしっかりと定着させる。(1回の授業当たり2時間)
アクティブ・ラーニングの内容
教員からの質問や受講生の報告に積極的に答えたり、受講生の間でディスカッションしたりする。報告の担当は効果的な報告を行うように努める。これらは成績評価に反映される。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】「経済の金融化」と「金融の民主化」についての各学派の見解を比較し、自分なりの見解から説明できる学生に対して、その達成度に応じてSからCで成績評価をする。
 【成績評価の方法】成績評価の方法は、参加姿勢40点(40%)と報告60点(60%)の合計100点(100%)で評価する。
課題・試験結果の開示方法
質問の回答や報告のときに、コメントやアドバイスを与える。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。