シラバス情報

授業科目名
基礎演習
(英語名)
Seminar I
科目区分
基本科目
対象学生
社会科学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KCAMS5MCA3
単位数
4.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期、2024年度後期
担当教員
渡邉 泰宏
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
簡単な質問は授業終了後、教室にて。それ以外はUniversal Passportを利用し、Class Profileから要予約のうえ、指定した時間・場所にて対応する。
連絡先
watanabe@acs.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】この科目の目的は、「自ら課題を見つけ解決する能力」を涵養することである。いま少し具体的に言えば、論理的思考力と表現力を身につけることである。そのため少人数クラスにおいて、監査・保証業務領域(判断規準としての会計基準等を含む)の中から①会計専門職に関連する高度で専門的な課題(企業会計の理論と実務、監査論及び保証業務論の理論と実務)を設定し、②課題に基づいたレポートの作成、③プレゼンテーションやディスカッションを繰り返すことを通じて、各自の能力を伸ばすことを目指す。

【到達目標】1)監査・保証業務領域(判断規準としての会計基準等を含む)の基礎理論を修得すること、2)監査・保証業務領域(判断規準としての会計基準等を含む)の課題を分析できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:監査判断のための企業会計理論の研究、および公認会計士監査実務の研究
キーワード:保証業務論、監査論、企業会計理論、サステナビリティ報告の保証
講義内容・授業計画
講義内容・授業計画
【講義内容】
演習を通じて、「与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、複数の視点から注意深く、論理的に分析する態度および能力」を向上させることを目指す。ここで「論理的」であるとは、「語と語、句と句、文と文とが相互にもつ関係性を意識すること」であり、「思考を論理的に表現する」ことが重要である。この演習は、監査・保証業務領域(判断規準としての会計基準等を含む)の中から会計専門職に関連する高度で専門的な課題を扱う。

【授業計画】
この科目は通年で30回の予定であるが、演習という性格のため、あらかじめ毎回の予定を立てることは難しい。また、たとえ可能であったとしても、講義とは異なり、予定どおりに進行することが必ずしも優先されるわけではない。そのため、演習におけるプレゼンテーションとディスカッションを通じて繰り返される思考のプロセスを示す。
①問題を定義する
②問題を分析する
③問題解決の基準を示す
④潜在的な解決案を考える
⑤最善の(または満足できる)解決案を選び出す
教科書
日本公認会計士協会編『監査実務ハンドブック(最新版)』日本公認会計士協会出版局、2022年
伊藤邦雄『新・現代会計入門(最新版)』日本経済新聞出版
桜井久勝『財務会計講義(最新版)』中央経済社
参考文献
日本公認会計士協会・企業会計基準委員会共編『会計監査六法(最新版)』日本公認会計士協会出版局
公認会計士・監査審査会事務局 『監査事務所検査結果事例集(最新事務年度版)』公認会計士・監査審査会
日本公認会計士協会監査・規律審査会『監査提言集(最新版)』日本公認会計士協会
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト、参考文献の該当部分を事前に読む(60h)。
【復習】テキスト、参考文献の該当部分を読み直し、理解を深め、「本日の講義で自分が何を学んだのか」をレポートにまとめ、期限までに提出する(60h)。
アクティブ・ラーニングの内容
ディスカッションを通じて、学生が正解がひとつではない問いに向き合うことを支援する。ディスカッションを通じて、学生が監査・保証業務領域(判断規準としての会計基準等を含む)の課題について理解を深め、物事を論理的・多面的・客観的に捉えることができるようにする。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】出席を前提に、授業を通じて与えられる課題及びプレゼンテーション(50%)、積極的なディスカッションへの参加及び授業後提出する当日の学びについての記録(50%)を総合して評価する。

課題・試験結果の開示方法
課題のフィードバックは次回の授業で行う。
履修上の注意・履修要件
随時、大学院修了後の進路を視野に入れた履修設計やキャリアプランの指導を行う。必要に応じて、個別指導を行うこともある。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。