シラバス情報

授業科目名
内部監査・内部統制
(英語名)
Internal Auditing and Control
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCAMS6MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
福井 剛
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義は、現代の企業経営を中心とした各種事業体の事業運営に必須である内部統制及び内部監査について、基礎的な概念及び考え⽅を理解し、主要論点について議論できることを⽬的として、解説することにある。

【到達目標】

本講義の到達⽬標は、以下のとおりである。

1.内部統制の概念及びその機能を説明できる

2.内部監査の概念及びその機能を説明できる

3.内部統制と内部監査の関係を説明できる

4.内部統制、内部監査の主要論点を説明できる

5.内部統制の必要性とその限界について説明できる

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:
キーワード:内部統制の目的と基本的要素、全社統制、財務諸表作成プロセス、(その他)業務処理統制、不正の発生要因と予防対応
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、
・内部統制について、適宜、現在の各会社や⾃治体での内部統制の状況を⽰しつつ、定義・構成要素、意義、コーポレート・ガバナンスとの関係、不正発⽣要因の確認、内部統制監査を解説し、主要論点の解説や討議を⾏う。
・内部監査について、適宜、現在の各会社や⾃治体での内部監査の状況を⽰しつつ、その本質、定義・業務、意義、役割、内部統制との関係を解説し、主要論点についての解説や討議を⾏う。
【授業計画】
1.内部統制概説
2.海外での内部統制制度に関する検証の経緯と(⽶)SOX法制定
3.⽇本での内部統制制度に関する検証
4.会社法における内部統制制度
5.⾦融商品取引法における内部統制制度
6.「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」及び「同実施基準」について・その1(内部統制の基本的枠組み、評価範囲)
7.「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」及び「同実施基準」について・その2(全社的な内部統制、決算・財務報告プロセス)
8.「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」及び「同実施基準」について・その3(その他の業務プロセス)
9.内部統制評価の実践的検証
10.内部統制制度における内部監査の意義・役割
11.内部統制制度における監査役・監査委員会の意義・役割
12.コーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コード
13.内部統制報告書と監査証明
14.内部統制の限界及び内部統制の⽋如・不備による不正の発⽣並びに事例検証(その1)
15.内部統制の限界及び内部統制の⽋如・不備による不正の発⽣並びに事例検証(その2)
定期試験
教科書
必要に応じてレジュメを配布
参考文献
・企業会計審議会「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」
・⽇本公認会計⼠協会 財務報告内部統制監査基準報告書第1号「財務報告に係る内部統制の監査」
・そのほか適宜指⽰する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するレジュメの該当部分を事前に読むことでおよその理解をする(30h)。
【復習】講義内容を加味して、レジュメの記載内容の理解を深める(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。

【成績評価の方法】

定期試験100%として評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題とその解説は逐次授業で行い、定期試験は出題意図を公表する。
履修上の注意・履修要件
・履修にあたって、参考⽂献を各⾃で参照し、予習しておくことが望ましい。

・受講に必要な予備知識として、財務諸表監査における内部統制評価の基礎について理解しておくことが望ましい。

実践的教育
該当しない。
備考
この授業は、実務経験のある教員が担当する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。