シラバス情報

授業科目名
研究演習
(英語名)
Seminar II
科目区分
応用実践科目
対象学生
社会科学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
KCAMS6MCA3
単位数
4.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期、2024年度後期
担当教員
土田 俊也
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
金曜・昼休み、研究室(A-417)
連絡先
t-tutida@acs.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
3◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 この科目の目的は、会計専門職業人がそれぞれの分野においてリーダーシップを発揮するにあたって必要な問題解決能力を身につけることである。そのため、財務会計領域の中から会計専門職に関連する高度で専門的な課題を設定し、「研究レポート」を 作成することによって、基礎演習で身につけた能力の向上を目指す。
【到達目標】
 論文作成の様式・ルールに従い、論理的な文章によって研究レポートを完成させることが目標である。

授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:財務会計の論点、比較会計制度
講義内容・授業計画
【講義内容】
 「研究レポート」の作成を通じて、「与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、複数の視点から注意深く、論理的に分析する態度および能力」の向上を図る。ここで「 論理的」であるとは、「語と語、句と句、文と文とが相互にもつ関係性を意識すること」であり、「思考を論理的に表現する」ことが重要である。
また、随時、大学院修了後の進路を視野に入れた履修設計やキャリアプランの指導を 行う。必要に応じて、個別指導を行うこともある。

【授業計画】
 この科目は通年で30回の予定であるが、演習という性格のため、あらかじめ毎回の予定を立てることは難しい。また、たとえ可能であったとしても、講義とは異なり、予定通りに進行することが必ずしも優先されるわけではない。そのため、「研究レポー ト」の作成において、プレゼンテーションとディスカッションを通じて繰り返される 思考のプロセスを示す。
①問題を定義する
②問題を分析する
③問題解決の基準を示す
④潜在的な解決案を考える
⑤最善の(または満足できる)解決案を選び出す

具体的な研究レポート完成までのスケジュールは次のように考えている。
4月〜5月:財務会計の論点を取り上げた文献を講読し、研究レポートのテーマとすべき論点を洗い出す。
6月〜7月:国際財務報告基準(IFRS)に関する文献を講読し、日本基準との異同点を明らかにする。
8月〜9月:テーマと全体の構成を決め、執筆開始。
10月:第1回報告。
11月:第2回報告。
12月:全体の校正の後、完成。
1月:最終報告。

教科書
受講生と相談の上、決定する。会計学の基礎理論を学ぶのに適当と考えられる文献を数冊リストアップしている。


参考文献
滝川好夫『卒業論文・修士論文作成の要点整理−実践マニュアル−』税務経理協会。


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業の準備として、文献の講読(計60h)
【復習】文献における結論の振り返りと、論点整理。(計60h)
アクティブ・ラーニングの内容
教員と学生、また学生間のディスカッションを通じて、自らの研究テーマを導き出すことを支援する。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準は、社会科学研究科規程に従う。
成績評価の方法は、平常点(50%)、プレゼンテーション・ディスカッションへの参加状況(50%)を総合して評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題については、授業の中で検討する。
履修上の注意・履修要件
演習であるので、当然ながら出席を重視する。また、プレゼンテーション能力向上の ためにも、ゼミにおける発表には真剣に取り組んで欲しい。

実践的教育
該当しない。


備考
積極的に発言し、議論に参加することが望まれる。


英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。