シラバス情報

授業科目名
財務分析
(英語名)
Financial Analysis
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
木下 隆志
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
適宜、教員研究室にて(要予約)
連絡先
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
この科目の目的は、医療・介護施設に関する財務情報や医事・介護統計データ等を用いた経営内容に関する定量的評価方法について解説することである。まず、私法人の財務諸表の構造やその読み方について説明した上で、地方公営企業である公的病院や国立病院、さらに社会福祉法人の財務諸表の特徴や読み方について検討する。いくつかの経営指標を取り上げ、財務データや医事・介護統計データ等も併用しながら、医療・介護施設の経営内容を分析する方法について、事例を交えながら考察する。到達目標は3分間で財務諸表を解読できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
財務分析 内部環境分析 外部環境分析
講義内容・授業計画
Ⅰ 講義内容
 本講義においては、まず医療・介護施設に関する利用可能な情報と財務諸表の構造について基礎的な理解を図る。それを踏まえて、医療・介護施設の経営内容を分析するために、一般的に利用されている種々の比率指標、キャッシュ・フロー分析指標、損益分岐分析指標等について、具体的な事例データを活用しながら解説を行う。こうした事例分析を交えた講義を通して、医療・介護施設の財務データを解読できる能力を養う。

Ⅱ 授業計画
第1回 利用可能な情報と貸借対照表の構造
第2回 事例分析(1)
第3回 損益計算書の構造
第4回 事例分析(2)
第5回 病院・介護施設の決算書の構造
第6回 事例分析(3)
第7回 種々の経営分析指標
第8回 収益性・安全性分析
第9回 社会福祉法人の財務実証分析①
第10回 社会福祉法人の財務実証分析②
第11回 急性期病院の財務実証分析① 
第12回 急性期病院の財務実証分析② 
第13回 看護管理からみた病院経営①
第14回 看護管理からみた病院経営②
第15回 障害者サービスの財務実証分析①
第16回 障害者サービスの財務実証分析②

教科書
授業毎に適宜配布する
参考文献
1.病院経営の教科書〈数値と事例で見る中小病院の生き残り戦略〉小松 大介 (著), 大石 佳能子 (監修) 日本医事新報社
2.病院経営の健全化と継続性を創る財務管理体制 (Hospital Management) 日本経営ウィル税理士法人 (著) マスブレーン
3.経営ビジョンを戦略的に実現する「介護会計」のすべて (介護福祉経営士 実行力テキストシリーズ) C-MAS介護事業経営研究会 (著) 日本医療企画
4.これならわかる〈スッキリ図解〉介護ビジネス  辻川 泰史  (著), 小濱 道博  (著) 翔泳社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】 授業内で適宜配布するレジュメを事前に読み込む(30h)
【復習】レジュメ該当部分を読み直し、設例を確認する(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる  学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・講義目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
出席を前提に、課題レポート病院財務分析(30%)、社会福祉法人財務分析(30%)、グループ発表(40%)
課題・試験結果の開示方法
レポートは原則として次の授業で解説する
定期試験は学生の求めに応じて適宜行う
履修上の注意・履修要件
PC教室を利用します。個人のアカウント・パスワード、USB等のデータを保存するメディアを持参ください。

プレゼンテーションの準備など授業以外の時間の予習復習を前提に授業を行う。


実践的教育
該当しない
備考
担当教員は公的病院や社会福祉法人の財務分析を研究領域としている。また、後半は現場で経営を行っている病院や施設の管理者を交え財務の実証的検討を行う

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。