シラバス情報

授業科目名
宗教概論 (全学共通科目)
(英語名)
An Introduction to Religious Studies (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
鈴木 亜望
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所

講義終了後、教室にて

連絡先
amnv13@gmail.com

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/3-2〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

社会に流布する「宗教」の偏ったイメージを打ち破るために、日本をはじめとする諸社会における宗教現象や実践を考察する。それにより、宗教現象や実践の解読が、グローバル社会を構成する人類を理解するための手段であることに気づくことを目的とする。

到達目標

1)宗教をめぐる基本的な概念や用語を弁別できるようになる

2)宗教的な実践が受講生の日々の生活と共振するものと解釈できるようになる

3)日本や諸社会の宗教実践の事例に関して、宗教実践をめぐる現代的な状況や問題を論理的に説明できるようになる
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:宗教 社会 文化 儀礼 ジェンダー
講義内容・授業計画
宗教や宗教的なものをめぐる基本的な用語を、受講生の身近な事象から確認していく。
1 ガイダンス:本講義での宗教へのアプローチと到達目標を確認する
2 「宗教」とは何か
3 宗教と「生きる」こと
4 日本人は「無宗教」か
5 アニミズムの世界
6 呪術とは何か
7 儀礼と分類
8 死と儀礼
9 葬送儀礼と世界観
10 ジェンダーから見る仏教
11 ジェンダーから見るキリスト教
12 ジェンダーから見るヒンドゥー教
13 ジェンダーから見るイスラーム教
14 トランスナショナルな人の移動と宗教施設
15 まとめ

この授業においては生成AI の利用を予定していないが、学生が利用する場合には担当教員の指示に従い、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。生成系AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書

特定の教科書は指定せず、講義中に配布するレジュメを使い講義を進める。

参考文献

梅屋潔・シンジルト編 2017 『新版 文化人類学のレッスン—フィールドからの出発』学陽書房.

川田牧人・白川千尋・飯田卓編 2020 『現代世界の呪術—文化人類学的探究』春風社.

田中雅一・川橋・範子編 2007『ジェンダーで学ぶ宗教学』世界思想社.

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習:参考資料を読む。【2時間】
事後学習:講義でわからなかったところなどを調べ、コメントを提出する。【2時間】

アクティブ・ラーニングの内容
各回のミニッツノートに対して、講師や受講者で共有し、解説・議論する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
宗教をめぐる基本的な用語や概念を用いて、日本や諸社会の宗教実践をめぐる状況を理解している者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力等)の到達度に基づき、S(90 点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
平常点(各回のミニッツノートの提出)45%、期末レポート55%を基準とし、講義の受講態度(積極的な質問)などを含めて総合的に判断する。
課題・試験結果の開示方法
各回のコメントで、全体で議論するのにふさわしい内容は、次の講義で紹介して解説をする。
試験結果の講評をUniversal Passport上で公開する。
履修上の注意・履修要件
・初回のガイダンスにて講義中の注意を共有します。
・当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては、新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を隔週実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。