シラバス情報

授業科目名
国際経済学Ⅱ (国際商経・専門科目)
(英語名)
International Economics II (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
西山 博幸
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
研究室(A419)
来室希望の場合は、Emailにて事前に問い合わせること。
連絡先
nisiyama@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/4◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
学生が、個々に主権を持つ国家間の経済関係の仕組みについての見識を深め、経常収支不均衡の調整メカニズムや開放経済下でのマクロ経済政策の有効性などを理論的に分析することができる能力を培うことを目的とする。

【到達目標】
1.国家間の経済連関の仕組みを理解すること。
2.国際マクロ経済学の基礎理論を習得すること。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
経常収支調整やマクロ経済政策の有効性を理論的に検証するための論理的思考能力を身に付ける国際マクロ経済学

【キーワード】
マーシャル=ラーナー条件、弾力性アプローチ、Jカーブ効果、為替レートのパス・スルー、アブソープション・アプローチ、マネタリー・アプローチ、マンデル=フレミング・モデル
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、国際マクロ経済学の概要を紹介したうえで、国家間の経済連関の仕組みを解説し、国際経済学の基礎理論を用いて経常収支調整のメカニズムやマクロ経済政策の有効性を検証する理論的枠組みとそのための数学的手法を講義する。

【授業計画】
1 国際経済マクロ経済学の概要
2 国民経済計算と国際収支統計
3 対外不均衡について
4 数学的手法の解説
5 弾力性アプローチ:マーシャル=ラーナー条件
6 弾力性アプローチ:Jカーブ効果
7 弾力性アプローチ:為替レートのパス・スルー
8 アブソープション・アプローチ:ISバランス
9 アブソープション・アプローチ:為替レート変化による調整
10 アブソープション・アプローチ:スワン・ダイヤグラム
11 マネタリー・アプローチ
12 マンデル=フレミング・モデル:IS-LM分析の復習
13 マンデル=フレミング・モデル:変動レート制下のIS-LM-BPモデル
14 マンデル=フレミング・モデル:小国開放経済下での財政政策の効果
15 マンデル=フレミング・モデル:小国開放経済下での金融政策の効果
定期試験
教科書
特定テキストは使用しないが、講義内容に関連する書籍・資料等は講義中に指示する。
参考文献
クルグマン・オブズフェルド『クルーグマンの国際経済学:理論と政策、上巻 貿易編』ピアソン桐原、2010年
岩本武和『国際経済学 国際金融編』ミネルヴァ書房、2012年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
国際マクロ経済学関連テキストの該当箇所を事前に読み込むこと。(各2時間)

【復習】
講義内容の理解を深め定着させるために講義ノートを読み直すこと。(各2時間)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義内容の理解度・論証能力の程度に応じて、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)、D(60点未満)の5段階成績評価を行い、C以上のスコアを獲得した学生に単位を付与する。

【成績評価の方法】
定期試験100%(前期末に実施)
課題・試験結果の開示方法
授業評価アンケートの教員コメント欄に、試験結果に関するコメントもあわせて記載する。

履修上の注意・履修要件
・不明点はそのままにせず、早い段階で質問すること。復習は十分に行うこと。
・国際経済学領域の基本科目であるので、できるだけ2回生での履修を勧める。
・講義は板書形式で行う。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員の研究領域は国際経済学であり、本講義は直接投資・貿易分野の専門的知識を用いて学部レベル科目として開講するものである。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。