シラバス情報

授業科目名
アジア経済史 (経済学部・国際商経学部/専門科目)
(英語名)
Asian Economic History (J) (経済学部・国際商経学部/専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部/経済学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
易 星星
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
授業後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
世界の人口の過半を占めるアジアの人々がどのように暮らしてきたのか、その社会と経済の歴史を理解することは、世界全体の社会経済史像の再考にとって重要な視座を提供します 。この講義では、欧米との接触によって、中国を中心としたアジアがどのように変容していったのかを理解することを目指します。このアジアの変化は、欧米への政治経済的従属という点のみならず、交易活動の拡大、工業化の進展などの視点から振り返ることも重要です。以上の諸点に加え、この授業では、人の移動や交易を担う商人の活動に注目するなど、アジア経済を様々な側面から把握し、体系的に講義していきます。
授業のサブタイトル・キーワード
経済史、ネットワーク、アジア、グローバルヒストリー
講義内容・授業計画
Ⅰ 講義内容
中国を中心に、近代に至るアジア経済史を理解するため、さまざまな切り口から内外識者による分析の到達点を紹介し、日本との関わりを常に意識して、問題点をわかりやすく講義します。

Ⅱ 授業計画
Ⅰ、導入 本講義の目標や概要を説明する。
2、グローバル化の始まりとその変化:銀とアジア
3、近世経済の成立
4、中国超安定システム論
5、中国社会と日本社会—イエと宗族・ムラと村落
6、アヘン戦争の経済的・政治的意義
7、華人の世紀:ネットワーク論
8、アジア間貿易の形成と構造
9、19世紀の人口移動:ゴールドラッシュ・鉱山開発・プランテーション
10、辛亥革命と東アジア
11、神戸大阪の経済とアジア
12、G.W.スキナーの市場論と中国経済のサイクル
13、台湾再考
14、フィールドワークから(1)
15、フィールドワークから(2)
教科書
講義の内容が広範囲にわたるため、特定の教科書を使用することはありません。
それゆえ講義ノートをしっかり取ることが必要となります。
参考文献
その都度紹介します。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
1回の講義あたり4時間の予復習時間(合計60時間)が必要です。
【予習】授業に際して指示するキーワードの下調べ(5h)や参考資料の読み込み(20h)
【復習】レポートの作成(20h)、講義内容の理解を深め定着させるために資料、教材を読み直す(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
履修者数に応じて、教員とインタラクティブな授業が行われる可能性がある。
成績評価の基準・方法
不定期に実施するクイズ形式の小テストと小レポートの提出などの平常点(30%)と最終試験の成績(70%)をあわせ、総合的に評価します。最終試験はノート持込なしの、論述問題中心の形式となります。

課題・試験結果の開示方法
小テストはその場で解答を提示して解説をする。
レポートにはコメントを付して返す。レポートに対する全体的な講評や最終試験の模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。
履修上の注意・履修要件
アジアの近現代史についての基礎知識が必要です。基本的な事項については高校世界史の教科書や参考書を参照するようにしてください。
旧経済学部と経営学部の学生で「国際地域研究Ⅱ」を履修済の学生は登録できません。

≪新型コロナウィルス感染症に伴う特例措置に基づく遠隔授業≫
当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては、新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を隔週実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。
実践的教育
該当しない。
備考
本講義は、担当教員の専門分野であるアジア経済史の基礎理論やその関連領域を、学部専門基礎レベルの科目として開講するものである。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。