教員名 : 山田 一夫
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授業科目名
金融論Ⅱ (国際商経・専門科目)
(英語名)
Monetary Economics II (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
[−]
対象学生
国際商経学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCCBK1MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
山田 一夫
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
随時メールで調整・山田研究室(A313)
連絡先
kyamada@biz.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3〇/4〇
研究科DP
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全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】経済学を学ぶ上で、金融をマクロ経済学の視点から考えることは重要である。本講義では金融論の基礎に対する理解を深めることを目的とし、貨幣の概念やそれを取り巻く課題について論究する。
【到達目標】1)金融論の基礎理論を説明できること、2)日本経済の現状を分析できること、である。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:日本経済理解のための分析力を身につける金融論
キーワード:マクロ経済学、貨幣 講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では最初に2008年に起こったリーマン・ショックを紹介する。次いで金融の制度と歴史を概観する。さらにマクロ経済学の基礎理論を紹介する。また日本経済の現状について、具体的事例を通して検証を加えながら、その問題点や解決の方法を講述する。
【授業計画】 1.ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。 2.サブプライム・ローン問題(テキスト第1章、キーワード:リーマンショック、貸付の証券化) 3.貨幣(テキスト第2章、キーワード:貨幣の3つの機能、貨幣の歴史、貨幣の種類) 4.金融制度の変遷(テキスト第3章、キーワード:護送船団行政、金利自由化、金融ビッグバン) 5.金融市場(テキスト第4章、キーワード:金融機関の役割、インターバンク市場、流動性) 6.債券市場(テキスト第5章、キーワード:債券価格、債券の種類、イールド・カード) 7.資本市場(テキスト第6章、キーワード:株式、金融派生商品、モディリアーニ=ミラーの定理) 8.日本銀行と金融政策(テキスト第7章、キーワード:日本銀行の役割、金融政策の目標、金融政策の手段、金融政策の運営) 9.貨幣の供給(テキスト第7章、キーワード:信用創造、貨幣供給のモデル、貨幣乗数) 10.マクロ経済学の基本概念(テキスト第8章〜9章、キーワード:GDP、三面等価の原則、45度線分析、乗数効果) 11.IS−LM分析(テキスト第10章、キーワード:IS曲線、LM曲線、財政政策および金融政策の効果) 12.開放経済学(テキスト第11章、キーワード:外国為替レート、経常収支、金利差、購買力平価説) 13.金融政策の波及経路と効果(テキスト第13章、キーワード:流動性のわな、クラウディング・アウト、量的緩和政策と信用緩和政策、ポートフォリオ・リバランス効果とシグナリング効果) 14.金融政策をめぐっての政策(テキスト第14章、キーワード:バブル崩壊、自己資本比率規制、資産デフレ、ゼロ金利政策インフレーション・ターゲティング) 15.まとめと評価(到達度の確認) 定期試験 ※ スケジュールと内容は変更になる可能性があります。 ※ パソコンの利用:使用しない。 ※ 生成系 AI の利用:生成系 AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系 AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系 AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
本多佑三 (2011) 『はじめての金融(新版)』 有斐閣
(予習・復習やレポート課題などで使用するので、生協などで購入するのが望ましい) 参考文献
◦竹田陽介 (2005) 『コア・テキスト 金融論』 新世社
◦細野薫, 石原秀彦, 渡部和孝 (2019) 『グラフィック金融論』 新世社 ◦前多康男, 鹿野嘉昭, 酒井良清 (2006) 『金融論をつかむ』 有斐閣 ◦森澤龍也 (2015) 『レクチャー&エクササイズ金融論』 新世社 (すべて学術情報館に所蔵) 他の文献は講義時間中に、適宜、紹介する。 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(15h)
【復習】ミニレポート作成(14回、14h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストや資料を読み直し(15h)、最終レポート作成(15h) アクティブ・ラーニングの内容
講義終了後、毎回ミニレポートを提出してもらう。次の講義で講評を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
日本経済の金融制度を理解し、日本経済の金融問題に関心をもつことができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 最終レポート50%(ミニレポートは10%を上限として最終レポートに加味する)、定期試験50%(7月最終週に実施)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
ミニレポートは、優れた内容のものを次の講義の中で紹介しながら講評する。
最終レポートについてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。 定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。 履修上の注意・履修要件
①マクロ経済学の入門講義を履修済みであること。
②レポートの書き方については、下記の参考文献に従って作成してください。 表紙については履修の手引きの該当箇所を参照してください。 レポートで剽窃が発覚した場合は0点となるので注意してください。 ◦沼崎一郎 (2018) 『はじめての研究レポート作成術』岩波ジュニア新書 実践的教育
該当しない
備考
日本経済の金融問題に興味を持って授業に参加してください。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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