シラバス情報

授業科目名
環境経済学 (国際商経・専門科目)
(英語名)
Environmental Economics (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部/経済学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
新澤 秀則
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13/目標14/目標15
オフィスアワー・場所
クラスプロファイルで通知する。
連絡先
クラスプロファイルで通知する。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的: 環境問題について、経済学にもとづき問題を把握し、単に問題の重要性を訴えるだけでなく、実施されている政策や実施すべき政策に関して自ら評価できるような水準まで到達することを目的とする。
到達目標: 1)環境経済学の基礎概念を、具体例や図解によって正確に説明できるようになる。2)環境政策の原理を、数値例や図解によって説明し、効果を比較できるようになる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード
外部性、共有地の悲劇、囚人のジレンマ、サステナビリティ、
支払い意思、費用便益分析、割引
コースの定理、直接規制、拡大生産者責任、環境税、排出権取引、二重の配当、デポジット・リファンド
講義内容・授業計画
Ⅰ 講義内容
①経済主体間の関係としての環境問題: 環境問題とは何か。環境問題はなぜ発生するか。環境問題の解決とは何か。
②環境の価値: 値段のない環境には価値がないのか。環境の価値をどのようにとらえるべきか。環境の変化に対し、消費者はどのように行動するか。
③環境保全の理論: 環境はどのように使うのが望ましいのか。
④環境保全の政策: 現在の環境の使い方でよいのか。環境を保全するためにはどうしたらよいのか。これまでどのような環境政策が実施され、現在どのような政策が検討されているのか。
 講義中に練習問題を解くことによって、理解を確認しながら進める。

Ⅱ 授業計画
1 ガイダンス、環境経済学とは、環境と経済活動のかかわり、基礎概念の復習
2 資源の所有,共有地の悲劇
3 外部性−経済主体間の関係としての環境問題、公共財としての環境
4 費用便益分析、補償原理、環境保全の目標、プロジェクト評価、割引、コースの定理
5 国際的合意形成、囚人のジレンマ
6 環境の経済価値と評価手法、環境保全の便益−生命と健康
7 公害裁判、日本の環境政策
8 どのような排出規制が望ましいか、費用最小化−限界費用の均等化
9 環境税、二重の配当
10 排出権取引
11 再生可能エネルギーの普及政策
12 廃棄物とリサイクル、デポジット・リファンド制度
13 土地利用規制
14 環境問題と自治体、企業経営と環境
15 サステナビリティ
期末試験

 講義中および期末試験において、インターネットの使用は一切認めない。従って生成系AIの使用も認めない。
教科書
毎回の講義時に資料を配付する。
参考文献
グレゴリー・マンキュー『マンキュー 経済学Ⅰ ミクロ編  [第4版]』東洋経済新報社、2019年。(10章、11章)
版が古くても、大丈夫と思います。
その他、配付資料に記載する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前: 前年度の配付資料を講義開始時に一括してユニバーサルパスポートに掲示するので、毎回講義の前に目を通し、疑問点を明確にして授業に臨むこと。各回2時間。
事後: 当日は、最新の資料を印刷して配付する。講義で使ったスライドは、講義後に、ユニバーサルパスポートに掲示する。それらと講義のノートなどで復習すること。各回2時間。
アクティブ・ラーニングの内容
授業中に練習問題を解き、理解を確認しながら進める。この時、インターネットの使用は一切認めない。従って生成系AIの使用も認めない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 環境経済学の基礎概念および環境政策の原理を十分理解した者に、単位を授与する。理解の程度に応じてCからA、そして応用までできるようになればSの成績を与える。
成績評価の方法
 期末試験による。練習問題の解答など、講義中の発言を期末試験の成績に加算する。
課題・試験結果の開示方法
授業中に行う練習問題については、授業中に学生の解答に対してコメントする形でフィードバックを行う。
期末試験の採点結果に関する講評を、採点終了後にユニバーサルパスポートに掲示する。
履修上の注意・履修要件
可能であれば毎回出席をとり、出席率が5割未満の者には、期末試験の受験を認めない。クラブやサークル活動による欠席に特別な配慮はしない。就職活動については、申告により配慮する。
ミクロ経済学を履修済みであること。


実践的教育
該当しない。
備考



英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。