公共マネジメント論 (経営学部・国際商経学部/専門科目）

Public Management (J) (経営学部・国際商経学部/専門科目）

専門教育科目

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国際商経学部／経営学部

2年

KCCBK2MCA1

2.00単位

講義 (Lecture)

2024年度前期

(Spring semester)

芦谷 恒憲

産学連携・研究推進機構
兵庫県企画部統計課

日本語

目標1／目標3／目標4／目標8

授業後教室にて

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統計は、地域づくりに取り組む上で重要な情報である。人口や経済など関連する複数の項目を組み合わせ、地域課題を浮かび上がらせることが、地域づくりのための統計分析である。これらのデータから地域課題が数値で裏打ちされた新たな発想で地域づくりを考えることができる。地域づくり現在、統計データや各種指標など、客観的エビデンス（根拠や証拠）を基にした政策の決定や実行を効果的・効率的に行うことこと（EBPM）が、財政制約がある中、地方自治体等に求められている。のための統計データの見方・使い方について理解することを目標とする。

・政策づくりのためのデータ・見方使い方、データ分析の方法を知り、エビデンスを使った地域課題の把握や解決に向けて統計分析手法の普及をはかる。
・公的統計などから統計の意味と限界を知り、エビデンスとして適切な使い方を伝える。
・データか何が言えるか、何が課題か、データを用いて地域課題の議論につなげる。
キーワード：地域統計、地域づくりと統計

なし　
講義資料は、ユニバーサルパスポートで、講義6日前目途に提供する。

総務省政策統括官（統計基準担当）監修「統計実務基礎知識(平成30年版)」、(財)統計情報研究開発センター
宇都宮浄人・多田実編、芦谷恒憲等著（2022)「まちづくりの統計学」、学芸出版社
参考ＵＲＬ　
兵庫県ＷＥＢページ（統計）https://web.pref.hyogo.lg.jp/stat/index.html　
政府統計の総合窓口(e-stat)　https://www.e-stat.go.jp/
総務省統計局　http://www.stat.go.jp/

事前学習：ユニバーサルパスポート(概ね講義1週間前にダウンロード）で講義資料をダウンロードし予習する。
                 予習：講義資料の事前読み込み　30時間
事後学習：講義アンケート（2問、第15回は3問）ごとに学習内容等をまとめ、指定期限内にユニバーサルパスポート等で提出する。
　　　　　復習：講義資料の読み返し・講義アンケート作成　12時間、期末課題作成　18時間　計30時間

分析ワークシート(人口推計、経済波及効果等）を用いて個別に事例学習する。

地域統計を理解し、分析加工の方法について理解できる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力（知識・技能、思考力、判断力、表現力等）の到達度に応じてSからCまで成績を与える。　
成績評価の方法:レポート50％、受講アンケート50％で評価（計100点）する。

地域統計の作成や利用について電子メールによる照会は、メール返信でコメントする。

講義資料は、講義日前にWEB上に掲示するので、分な予習・復習をして講義に出席すること。

兵庫県を事例とした地域統計の収集、実データの加工分析方法の解説や分析事例を紹介することから、実践的教育に該当する。
実務経験：地域統計の作成・加工・分析業務従事（兵庫県統計課：主幹、参事、統計分析官等29年）、兵庫県シンクタンク((財)21世紀ひょうご創造協会：現(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構)及び民間シンクタンク(太陽神戸総合研究所：現日本総合研究所) で計4年研究員で、経済波及効果推計や阪神・淡路大震災経済的影響の事例収取及びデータ分析業務に従事した。
 　また、内閣府経済社会総合研究所等研究会で県民経済計算推計手法やＳＮＡサテライト勘定（地域環境経済統合勘定）の推計手法、地域別総合指数の作成手法の研究に従事した。

実務経験を活かした実践的な授業の内容
　地域統計の作成方法、データ加工分析方法の現状と課題及び統計データ利活用の事例を実データを用いて紹介する。

講義内容や地域統計についての質問は、電子メールで受け付ける。
受講者からの電子メールによる照会は、返信メールにて回答する。