シラバス情報

授業科目名
マクロ経済学Ⅰ (社会情報・専門科目)
(英語名)
Macroeconomics I (J) (社会情報・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
社会情報科学部
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KC9991MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
野間 敏克
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標8/目標10
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室または非常勤講師控え室にて
連絡先

tnoma@mail.doshisha.ac.jp


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
マクロ経済学の基本的な考え方を学び、日本経済や世界経済をみる目を養うことと、そのために資料を活用することを第一の目的とする(知識・技能)。それによって、新聞、テレビ、ネットなどで目にする経済ニュースを深く理解し(思考力)、将来、日常生活や会社経営などに役立てられるようになることを目指す(判断力)。さらに、経済の現状について議論する力と、よりよい経済システムを追求・提言できるようにする(表現力、学びに向かう力)。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
本講義では、テキストに沿ってマクロ経済学の考え方を講義する。また、データや資料を使って、現実経済を分析するための応用の仕方も解説する。
1 イントロダクション:経済学の3つの原理
(授業ガイダンスとテキスト1章、最適化、均衡、経験主義について学ぶ)
2 経済分析のアプローチ方法:データ・図表の重要性
(テキスト2章、経済学の考察パターンとデータ分析の基本を学ぶ)
3 経済主体の行動原理:最適化
(テキスト3章、効用最大化、利潤最大化、限界原理を学ぶ)
4 需要、供給と均衡
(テキスト4章、需要曲線、供給曲線の背後にあるものと市場均衡を学ぶ)
5 マクロ経済のとらえ方:GDPと物価
(テキス5章、GDPをはじめとしたマクロ経済指標を学ぶ)
6 GDPの決定要因
(テキスト6章、GDPなどマクロ指標の決定因を探る)
7 経済成長の要因と重要性
(テキスト7章、経済成長理論を学び、経済成長の実績や現状を把握する)
8 なぜ豊かな国と貧しい国があるのか
(テキスト8章、国際比較を通して経済成長の要因を考察する)
9 雇用と失業
(テキスト9章、マクロ経済における労働市場の重要性を確認し、雇用・失業・賃金・労働問題などをとりあげる)
10 金融市場と金融機関
(テキスト10章、マクロ経済における金融市場の重要性を確認し、金融システムの仕組みと機能を学ぶ)
11 貨幣と金融政策
(テキスト11章、貨幣の機能と重要性、中央銀行の役割を知る)
12 景気変動の理論と予測
(テキスト12章、景気変動の原因を整理し、過去の変動要因を振り返る)
13 景気対策としてのマクロ経済政策
(テキスト13章、景気安定化のための財政政策、金融政策の伝統的な考え方と近年の変化を理解する)
14 マクロ経済と国際貿易
(テキスト14章、経済のグローバル化が進展したことによって各国経済の関係が変化したことを学ぶ)
15 開放経済のマクロ経済学
(テキスト15章、為替レートの決定因とその影響を中心に、現代の国際経済の捉え方を学ぶ)
期末試験
教科書

アセモグル=レイブゾン=リスト『マクロ経済学』東洋経済新報社(生協等で購入のこと)



テキストは主にアメリカ経済を対象にしているため、日本経済にあわせて資料を補足する。
参考文献

二神孝一(2017)『マクロ経済学入門 第3版』日本評論社

G.マンキュー(2024)『マクロ経済学 第5版 Ⅰ,Ⅱ』東洋経済新報社

内閣府『経済財政白書』






他は適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
1回の授業につき4時間の予復習×15週
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
UNIPAを使った復習課題60%+期末試験40%


練習課題はテキスト各章末の復習問題を中心に毎回出題し、授業終盤に解いて内容の理解を確認する。期末試験では、日本経済や世界経済をみる目が養えているか、資料活用が身についているか(知識・技能)、現実経済を深く理解できているか(思考力)、それらを使って経済政策に意見ができるか(判断力)、などの点について評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎回の復習問題については次回授業にて解説し学生からの回答にみられた課題を指摘する。
授業全体や期末試験の講評を事後的に公開する。
履修上の注意・履修要件
この「マクロ経済学Ⅰ」は考え方と現実経済の話題が中心で、数式はほとんど用いない。それに対して後期の「マクロ経済学Ⅱ」は理論中心で、数式もしばしば用いる。したがってⅠ・Ⅱを合わせて履修することが望ましい。また、経済に関心がある人には「ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ」の履修も薦めたい。毎回の授業にあわせてテキストを予習し、講義レジュメとあわせて復習すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。