シラバス情報

授業科目名
自然地理学 (全学共通科目)
(英語名)
Physical Geography (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
-
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Spring semester)
担当教員
福島 あずさ
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義の前後、講義室にて質問等を受けます。
連絡先
azfuku@human.kobegakuin.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/3-2〇/4-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
自然地理学に含まれる気候学・水文学・環境(植生・土壌)地理学・地形学についての知見をカバーしつつ、中学・高等学校の教科としての地理のなかで、どのように自然地理を教えるべきか、その観点を理解することを主な目的とします。

【到達目標】
自然地理学に含まれる各学問分野の近年の知見を踏まえつつ、教科「地理」のなかで、自然環境についてどのような観点から授業を展開することができるか、自分の力で考え、説明できるようになることを目標とします。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:自然地理、方法論
講義内容・授業計画
【講義内容】
地理学のなかでも地球上の自然環境全般を扱う自然地理学について学びます。具体的には「統合自然地理学」と呼ばれる複数の手法・視点・表現(地図・グラフ等)・時間軸等から自然環境を含めた地域を分析する考え方について学びます。

【授業計画】
本講義はセメスター開講です。
第1回 授業ガイダンス・自然地理学で何を学ぶのか
第2回〜第3回 自然地理学の系譜
第4回〜第7回 系統地理としての自然地理学
第8回〜第9回 統合自然地理学の論理と方法〜風景と景観
第10回〜第11回 統合自然地理学の論理と方法〜空間・時間スケール
第12回〜第13回 統合自然地理学の論理〜地図の重ね合わせ
第14回 統合自然地理学の論理〜地生態学・システム科学の論理
第15回 統合自然地理学に基づいた地域の見方〜里山の自然を中心に

教科書
岩田修二著『自然統合地理学』東大出版会, 2018(ISBN:978-4130225014)
参考文献
高橋日出男・小泉武栄 編 『自然地理学概論(地理学基礎シリーズ2)』朝倉書店,2008  (ISBN;978-4254168174)​​​​
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習:高校で地理関係科目を履修していない場合は、高校の地理教科書または副教材等を入手し、予復習を行うことが望ましいです。NHK高校講座の視聴でも構いません。また、履修内容は高校地学の範囲を含みますので、地学の教科書や副教材もぜひ役立ててください。
事後学習:毎週の小レポート課題は復習を兼ねます。
本学では1単位あたりの学修時間を45時間としています。毎回の授業にあわせて事前学修・事後学修を行ってください。

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
①自然地理学の基本的な用語を理解し、使うことができる。
②「統合自然地理学」の考え方を理解し、説明できる。
各回の授業内容と自主学習に関する小レポート(13回程度)60%、最終レポート(1回)40%の内訳で評価します。小レポートでは各回の授業内容の理解度と、自主学習の内容を評価し、最終レポートでは自然地理学の基本的な語句・内容・考え方の理解度について、論述形式で試験します。
小レポートの書き方については第1回の授業で説明します。
授業内に実施する小レポートの提出回数が10回未満の場合は、評価対象としません。欠席等で提出できなかった回については、後日提出することで補填できます(補填分を含め、合計11回分以上提出されれば◯)。ただし期限を過ぎた提出物は減点対象となります。

課題・試験結果の開示方法
講義内で小レポートのフィードバック(コメント、返却等)を行います。(すべての小レポートを返却できるかは受講人数によります)
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
問い合わせは下記のメールアドレスに直接連絡してください。
連絡先:azfuku@human.kobegakuin.ac.jp

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。