教員名 : 濱田 洋
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授業科目名
租税法各論 (経済・経営・国商/専門科目)
(英語名)
Special Topics on Tax Law (J) (経済・経営・国商/専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
社会情報科学部/国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
濱田 洋
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
メール連絡により個別調整
連絡先
hhamada@em.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
(講義目的)
貿易の健全な発展と安全な社会の実現に向けた我が国の関税政策・税関行政の取組み及び神戸港の現状について講義を行うとともに、EPA(経済連携協定)などの外部環境の変化に応じた行政の対応手法例を学びます。本講義は、租税に関する具体的なトピックに焦点をあて、その詳細について学び、租税の実社会における重要性や多様な役割などの関わり、知見の向上を意図しており、今期は、神戸に拠点をおき、中四国地方を所管する財務省神戸税関の協力を受け、実務精通者による講義を実施します。国際貿易に関する各トピック、租税制度、関税、消費税を中心に学び、関税政策、関連する税関行政の具体的な取り組みについて学ぶことを目的としています。 (到達目標) 履修者が関税政策・税関行政の現場(実務)を学ぶことにより、受講生が我が国の貿易・経済に関する今後の方向性を主体的に考える契機として具体的な国際貿易等における課題を論述できるようになることを目標にしています。 *本講義は財務省神戸税関により寄附講義であり、提供元の事情により内容等は変更の可能性があります。 授業のサブタイトル・キーワード
国際貿易の仕組みと神戸港の役割 税関の役割
講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
上記講義目的を中心とした講義形式となります。講師は各回の授業内容に応じて複数の講師に分担させる「オムニバス形式」となります。 対面式の講義とオンデマンド方式を組み合わせたハイブリッド方式による講義提供を予定しています。詳細は、初回の対面講義において説明予定です。 各回リアクションペーパーの提出を求め、質疑等は後日、回答を行う予定にしています。 Ⅱ授業計画(※授業計画は財務省関税局及び神戸税関の人事異動やその他諸般の事情等により変更になる場合があります。) 第1回 イントロダクション −関税・税関を取り巻く環境−ガイダンス【対面講義】 第2回 関税とは何か −関税の仕組み−【対面講義】 第3回 神戸港の歴史と現在の神戸港 第4回 国家成長戦略における税関の役割 第5回 関税をめぐる国際的な動向①(GATT、WTO)【対面講義】 第6回 関税をめぐる国際的な動向②(TPP、EPA)【対面講義】 第7回 税関行政1(適正かつ公平な関税等の徴収)−国際物流・経済活動の関所− 第8回 税関行政2(適正かつ公平な関税等の徴収)−課税価格の決定と品目分類− 第9回 税関行政3(適正かつ公平な関税等の徴収)−輸入貨物の適用税率− 第10回 税関行政4(安全・安心な社会の実現)−知的財産権の保護における税関の役割 第11回 税関行政5(安全・安心な社会の実現)−税関における水際取締最前線①− 第12回 税関行政6(安全・安心な社会の実現)−税関における水際取締最前線②− 第13回 税関行政7(貿易の円滑化)−国際物流のセキュリティ強化と貿易円滑化の両立/(水際における国民の安全・安心の確保)−環境問題等への対応− 第14回 貿易統計(全国及び神戸港の貿易動向) 第15回 関税技術協力事業 教科書
毎回の講義で資料を配布します。
参考文献
各回の講義において適時指示。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(30h)
【復習】各回のリアクションペーパーの作成(15回、30h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
(成績評価の基準)
税関の3つの使命を正しく認識し、税関が果たす役割を十分理解し、課題について一定の考察論述ができる者については、講義目的・到達目標に則りその到達度に応じて、S(90点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 (成績評価の方法) 学期末の試験(40%)と毎講義後のリアクションペーパー(60%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
リアクションペーパーに基づき、対面の講義やオンデマンドによる質問回答等によって、フィードバックを行います。
履修上の注意・履修要件
講義の準備・復習の際には、税関ホームページ(http://www.customs.go.jp)を閲覧することで、より理解が深まります。また、講義で説明したポイントは非常に重要なのでしっかりと復習をしてください。
なお、本講義では、履修の前提となるような講義は特に想定していません。 実践的教育
国際貿易・物流の第一線で働く関税局職員及び税関職員が、複雑化・多様化する国際物流の現状を踏まえ、貿易の健全な発展と安全・安心な社会の実現に向けた我が国の関税政策・税関行政の取組み及び神戸港の現状について、関税制度の仕組みや密輸動向など最新の知識・情報を分かりやすく説明し、外部環境の変化に応じた行政の対応手法例を学びます。
備考
税関、関税に関する所掌を有する財務省の協力を受け、講義を実施するものであり、公務員や国際貿易に関する職務に興味関心を有する学生に関しては将来のキャリアを考える上で、有益な機会となるものと考えられます。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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