シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナールⅠ
(英語名)
Research Seminar Ⅰ (J)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
増村 紀子
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標17
オフィスアワー・場所
時間:授業終了後
場所:教室
連絡先
masumura@g3s.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎/3◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 企業の活動の成果は財務諸表にまとめられる。これは投資者などの利害関係者に公表
され、意思決定に役立てられる。本ゼミでは、財務会計のテキストにしたがって、財
務諸表の基礎理論を勉強する。その過程では、企業の収益性や成長性などを中心とす
る。投資、就職活動等で企業を選択しようとする場合に、企業の財務諸表をどのよう
な角度からどのように見て比較するのか等について、応用することができるようにす
る。勉強した中から各自が興味があるテーマを見つけて卒業論文に仕上げられるよう
にする。

【到達目標】
 この演習を通して勉強したテーマを、4年生の卒業時の卒業論文として仕上げること
である。卒業後に、企業にかかわる現状と将来性などを財務諸表を読むことから予測
できたり、現在の経済状況と関係づけて比較できるようになる。

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:財務諸表はいかに作成されているか。
キーワード:財務会計、財務諸表分析。

講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
 財務諸表の基礎となる理論を学ぶ。その過程では、新聞などで報道される現実の事例などもできるだけたくさんとりあげ、皆でディスカッションしながらより興味を持って学べるようにする。

Ⅱ 授業計画
 1.オリエンテーション
 2.レポートや卒業論文の作成のための分かりやすい文章の組み立て方
 3.皆に興味をもって聞いてもらえるプレゼンテーションの方法
 4.図書館での本や論文・資料の選び方、選んだ資料等の扱い方
 5.財務会計のシステムと基本原則
 6.財務諸表の体系
 7.企業の実例検討とディスカッション・レポート作成
 8.損益計算書
 9.貸借対照表
 10.キャッシュ・フロー計算書
 11.企業の実例検討とディスカッション・レポート作成
 12.企業の設立と資金調達
 13. 仕入・生産・販売活動
 14. 設備投資と研究開発
 15.実際の企業の財務諸表を分析してみよう
教科書
桜井久勝・須田一幸『財務会計・入門<第16版>』有斐閣、2023年3月。
参考文献
ゼミを続けるなかで、必要とするものを随時指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業項目ごとに事前にテキストの該当の項を予習する。疑問点を選び出して
おく(計30h)。
【復習】その日習った項目をきちんと整理する。予習で生じた疑問が解決できたかど
うか、新しい疑問が出てきたかどうかなどを挙げておく(計30h)。

アクティブ・ラーニングの内容
すべての回で、予習したことや資料についての発表などについて、全体でディスカッ
ションをする。

成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標の到達度に基づき、学部規程に従い成績評価の上、単位を付与す
る。
【成績評価の方法】
 ゼミでの学習への積極的な参加(25%)、意見発表(25%)、レポート(50%)で
評価する。
課題・試験結果の開示方法
各回、全体的な講評とアドバイスをする。
履修上の注意・履修要件
講義形式の授業とは違って、ゼミは少人数のクラスで人間関係も親密になる。ゼミ生
同士が互いを認め合い、率直かつ活発な議論ができることが望ましい。原則、全回出
席とする。なお授業内での自分以外の他の学生の発表は、きちんと聞いてください。
実践的教育
 該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。