シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナールⅡ
(英語名)
Research Seminar II (J)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
3年
ナンバリングコード
KCCBK3MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度前期
担当教員
井上 定子
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
適宜、教員研究室にて(要予約)
連絡先
s-inoue@g3s.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
財務会計と国際会計の基礎的な知識を習得し、国際的動向を踏まえて、現行の日本会計制度が抱える問題点およびその改善策を議論することによって、問題意識を啓蒙し、財務会計と国際会計についての理解を深めることを目的とする。

【到達目標】
・自ら問題意識を形成すること。
・倫理的思考力および課題解決能力を習得すること。
・専門職業人としてのキャリアを意識し、主体的に専門知識を学ぶこと。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
近年、企業活動のボーダレス化や金融・証券市場のグローバル化が進展する状況のなかで、国際会計の重要性が強く認識されてきた。これは、企業会計のグローバル・スタンダードを確立することにより、各国の会計制度の相違に基づく財務情報における差異をできる限り狭め、各種利害関係者の意思決定の質を世界的規模で高めようとする時代的要請を背景としたものである。現在、そのグローバル・スタンダードとして、IFRS(国際財務報告基準)が、多くの国において採用されている。しかしながら、その採用方法は多様化しており、IFRSをそのまま採用(フル・アドプション)している国は少ない。日本では、上場会社等に対して、4つの会計基準(日本基準、アメリカ基準、IFRS、修正国際基準)の適用が認められている。
このような状況をいかに捉えることができるのか、文化や商慣習の異なる国々において会計基準の統一化は達成可能であるのかなど、将来を見据えて検討することは重要である。そのため、本ゼミナールでは、財務会計と国際会計に関する基礎的な知識を習得し、その上で、世界の動向を鑑み、現行の日本の会計制度が抱える問題点およびその改善策について議論を行う。各自が問題意識を形成し、また問題解明のために論理的に思考することができるように指導していく。

【授業計画】
演習という性格のため、あらかじめ毎回の予定を立てることは難しい。また、たとえ可能であったとしても、講義とは異なり、予定通りに進行することが必ずしも優先されるわけではない。そのため、演習におけるプレゼンテーションとディスカッションを通じて繰り返される思考のプロセスを示す。
①問題を定義する
②問題を分析する
③問題解決の基準を示す
④潜在的な解決案を考える
⑤最善の(または満足できる)解決案を選び出す
教科書
テキストは、ゼミ生と相談の上で決定する。
参考文献
適宜、紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる。
学生同士のディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、国際商経学部規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
授業への貢献度(発言・質問・積極的に参加する姿勢)50%、提出課題(発表のレジュメやレポート)50%を基準として、総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
課題については、原則、授業内で解説する。
履修上の注意・履修要件
・「簿記論Ⅰ」および「会計学入門」を履修しておくことが望ましい。
・出席および議論への積極的参加を重視する。

実践的教育
該当しない。
備考
研究ゼミナールⅠとの連携受講を前提にしている。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。