シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナールⅢ
(英語名)
Research Seminar III (J)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
3年
ナンバリングコード
KCCBK3MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
伊藤 国彦
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標9
オフィスアワー・場所
火曜日12:30〜12:50 
研究室 研究棟ⅠA208
連絡先
itok@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】このゼミナールでは、ゼミ生同士のコミュニケーションを基本として、第一にPythonを用いて人工知能(AI)で利用される機械学習の代表的な分析手法を学ぶこと、第二に卒業研究の準備を始めることである。機械学習は経済や経営にも役立つ。
【到達目標】①Pythonで機械学習の分析ができること、②分析結果を適切に解釈できることである。加えて、卒業論文のテーマ・論点・構成を決めて、それについて発表する。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:卒業研究の土台となる知識と分析能力の養い、卒業論文の準備をする演習
キーワード:機械学習、教師あり学習、教師なし学習、卒論準備
講義内容・授業計画
<講義内容>
①機械学習の考え方とPythonを用いての実際のデータの分析手法については、テキスト1)を利用する。「教師あり学習」、「教師なし学習」の代表的な分析手法を学ぶ。さらに、Jupyter Notebook以外の開発環境も学ぶ。②卒業論文の準備については、まず卒業論文のテーマを設定する。データ分析手法を活用するテーマが望ましいが、テーマはゼミ生が自由に設定できる。卒研ゼミナールに向けて、卒業論文の論点を明確にすることが課題である。
<講義計画>
1.ガイダンス、機械学習とは
2.Python実習1:機械学習での回帰分析(補足プリント+テキストのCh.8-2)
3.Python実習2:機械学習での回帰分析(補足プリント+テキストのCh.8-2)
4.Python実習3:ロジステック回帰分析(補足プリント+テキストのCh.8-3)
5.Python実習4:ロジステック回帰分析(補足プリント+テキストのCh.8-3)
6.Python実習5:決定木(補足プリント+テキスト1のCh.8-5)
7.Python実習6:決定木(補足プリント+テキスト1のCh.8-5)
8.Python実習7:クラスタリング(テキスト1のCh.9-2)
9.Python実習8:クラスタリング(テキスト1のCh.9-2)
10.Python実習9:マーケットバスケット分析(補足プリント+テキスト1のCh.9-4)
11.卒業論文のテーマに関する報告(1人5〜10分)
12.Python実習10:Pythonの対話モードとスクリプトモード
13.卒論のテーマに関する報告(1人30分)
14.卒論のテーマに関する報告(1人30分)
15.卒論のテーマに関する報告(1人30分)
ゼミ生の人数によって報告に必要な時間が異なるので、講義計画に変更がありうる。
パソコンの利用:毎回持参する

この授業においては、生成系AIの利用について制限を設けない。活用してみて、その有用性や問題点を自ら見つけ出して欲しい。ただし、卒業論文の準備の報告に関しては、生成系AIの出力結果をそのまま発表してはならない。そうしたことが判明した場合には、単位を認定しない。
教科書
1)塚本・山田・大澤,『東京大学のデータサイエンティスト育成講座』,マイナビ. (購入済み)
2)必要に応じてプリントを配布する。
参考文献
授業の中で紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】機械学習については事前にテキストや補足プリントを読んで、理解できない箇所をはっきりさせておく。Pythonによるプログラミングについても自習しておく。(1回の授業当たり2時間)卒業論文に関して、テーマの設定を設定し、報告レジメ作成する。(小計15時間)
【復習】授業後にもう一度テキストやプリントを見直して、分析の考え方、プログラミングのコードおよび結果の解釈に関して復習して分析手法を身に付ける。(1回の授業当たり1時間)
アクティブ・ラーニングの内容
ゼミでは、お互いに教え合うことが基本である。特に、卒論に関する発表では質疑応答がレポートの質を高めることに繋がる。これらは授業への参加姿勢として成績評価の対象とする。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】Pythonで機械学習の分析を行って分析結果を適切に解釈でき、コミュニケーション能力を身に付け、卒業論文のテーマ・論点・構成について発表した学生に単位を与える。その到達目標の達成度に応じてSからCで成績評価をする。
【成績評価の方法】ゼミへの参加姿勢40点(40%)、Python実習20点(20%)、プレゼンテーション40点(40%)の合計100点(100%)である。到達目標にあげた4つの点の達成度に応じてSからCで評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題はその都度アドバイスし、プレゼンテーションに対してはその場でコメントする。
履修上の注意・履修要件
・2年次か3年次で、国際金融論を必ず受講すること。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。