シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナールⅢ
(英語名)
Research Seminar III (J)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
3年
ナンバリングコード
KCCBK3MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
辻川 尚起
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義後・研究室(研Ⅰ-203)
念のため,アポイントメント(会う約束)を事前にとってください。
連絡先
メールアドレス naotujiあっとまーくbiz.u-hyogo.ac.jp(あっとまーくを@に変換して下さい)。ユニバーサルパスポートのQ&Aを通じての質問には対応しませんので注意してください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
■講義目的
 このゼミは,アカウンティングマインド(会計的な物の見方),すなわちビジネスやマネジメントを数値化して評価したり目標設定したりすることの意義や利用方法などを,ビジネスケームなどの教材を活用して学びます。ほとんどの回で,グループワークを通して,ブレインストーミングや議論のルールとマナー,プレゼンテーションのコツ,「一人じゃなくてみんなとだからできること」に取り組むことを目的としています。
 また,このゼミでは,いわゆるテキスト輪読形式よりもPBL(Project Based Learning : 課題発見・解決型学習)を重視し,ほぼ毎回グループワーク中心のディスカッション形式で進めます。

■到達目標
 講義目的で示した目的をグループワークを中心に半年間ゼミを進め,3・4回生の演習やビジネスパーソンになってからも必要なスキルをトレーニングし,おもむろに身につけられるように,学習し,応用するというのが,到達目標です。
 簿記や経営分析の会計知識をしっかり身につけることよりも,ビジネスやマネジメントのプロセスや結果を数字で読み解こうとする姿勢やマインドを意識できるようになることを,このゼミでは大事にします。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:財務会計と企業戦略に関する理論的・実証的研究
キーワード:アカウンティング・マインド,兵庫企業の分析,PBL(課題発見・解決型学習)
講義内容・授業計画
■講義内容
 兵庫企業(兵庫県に本社のある上場企業)を選択し,兵庫県の歴史・社会経済的背景,業界分析,財務分析等を通じた同業他社との比較などを,グループワークを中心に進めます。

■授業計画
第1回 兵庫企業の研究に関するオリエンテーション
第2回 分析対象となる兵庫企業の選択(1)
第3回 分析対象となる兵庫企業の選択(2)
第4回 兵庫県の歴史・社会経済的背景(1)
第5回 兵庫県の歴史・社会経済的背景(2)
第6回 分析対象企業と業界分析(1)
第7回 分析対象企業と業界分析(2)
第8回 中間プレゼンテーション
第9回 財務分析等を通じた同業他社との比較 戦略分析(1)
第10回 財務分析等を通じた同業他社との比較 戦略分析(2)
第11回 財務分析等を通じた同業他社との比較 会計分析(1)
第12回 財務分析等を通じた同業他社との比較 会計分析(2)
第13回 財務分析等を通じた同業他社との比較 経営分析(1)
第14回 財務分析等を通じた同業他社との比較 経営分析(2)
第15回 分析レポートに基づくプレゼンテーション
第16回 評価
教科書
必要に応じ,紹介・配布します。
参考文献
必要に応じ,紹介します。良い本との出会い方,探し方も一緒に考えましょう。

桜井久勝[2020]『財務諸表分析 第8版』中央経済社。 (旧版: 学術情報館所収)
⼄政正太[2019]『財務諸表分析 第3版』同⽂舘出版。 (旧版: 学術情報館所収)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
2単位の講義の単位を取得するために,2時間×15回の講義に加えて,事前予習30時間(2時間×15回),事後復習30時間(2時間×15回)の授業時間外学習が必要です。
アクティブ・ラーニングの内容
PBL(Project Based Learning : 課題発見・解決型学習)を重視し,ほぼ毎回グループワーク中心のディスカッション形式で進めます。
 受講生が,主体的,能動的,対話的に,学部3回生としての水準で,課題を発見し解決し結論に至ることを目的としたディスカッションを実施する。
成績評価の基準・方法
グループワークや課題への取組70%,クラスへの貢献度30%を総合して評価します。
 なお,成績評価に関しては,この講義に対する下記のような理解度を目安とします。
(S・秀)講義内容を網羅的に適切に理解し,発展的・実践的に活用することができる。
(A・優)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解ができており,活用することができる。
(B・良)講義内容のうち,基礎的・応用的な事項の理解がおおむねできている。
(C・可)講義内容のうち,基礎的な事項の理解がおおむねできている。
課題・試験結果の開示方法
課題の意図,採点基準を事前に明確に示し,事後に発表や課題の評価を口頭で提示する。
履修上の注意・履修要件
つねに「明るく楽しく役に立つ」ゼミであるよう心がけたいと思います。また「よく遊び,よく学べ」の精神で,ゼミ生にゼミイベントを積極的に企画・実施・参加してほしいとも思っています。
 一座建立という言葉があります。僕の経験では,ゼミナールへの満足度が,短い大学生活での満足度に占める割合は大きいです。教員だけではなく,ゼミ生みなさんの誠実さとやる気が,ゼミナールに対する満足度を紡ぐのだと思っています。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員の専門領域は会計学ですが,このゼミでは,会計に特化した内容ではなく,冒頭で述べたような内容を扱いますので,簿記が苦手な方も大歓迎です。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。