シラバス情報

授業科目名
生命科学入門 (全学共通科目)
(英語名)
Introduction to Life science (全学共通科目)
科目区分
全学共通科目
-
対象学生
看護学部/社会情報科学部/国際商経学部/経済学部/経営学部
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
水島 恒裕、吉久 徹、宮澤 淳夫、村本 和優、廣瀬 富美子、生沼 泉、八田 公平、西谷 秀男、梅園 良彦、吉田 秀郎、久保 稔、後藤 忠徳、緒方 英明、當舎 武彦、稲木 美紀子、大岩 和弘
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
問い合わせは各担当教員まで
連絡先
mizushi@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/1-1〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】理学部生命科学科で行われている各研究分野について俯瞰し、今後の生命科学の勉強に参考となる情報を得ることと、大学で学修するために必要な基本的アカデミックスキルを習得することが、本講義の目的である。
【到達目標】今後の大学生活の間に自身がどのような目標に向かって生命科学の勉強を行いたいか、そのためにはどのような授業を選択すれば良いか、どのような態度で学修をすれば良いか、各自が必要な知識・思考力・判断力を持ち主体的に判断できるようになること。大学での学習に必要な基本的なアカデミックスキルを身につけることを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:生命科学、アカデミックスキル
講義内容・授業計画
生命科学科の教授などが担当する1講師1回のオムニバス方式の授業であり、毎回、基本的なアカデミックスキルなどの大学における学修の方法(大学での学習と研究、読む、聞く、書く、話す、調べる、考える、レポートの作成、プレゼンテーション)に関する講義と、生命科学各分野の内容の説明とで構成されている。特に、大学で学ぶことの重要性(大学で何を学ぶべきか、主体的な学習法とは)や学ぶ態度(学習上の倫理)、学ぶスキル(講義の受け方、ノートの取り方、文献や資料の収集法と利用法、文章作成法)の基本に関して、はじめの3回の講義で取り上げ、大学での学修のスムーズなスタートを計る。より後の講義では、大学や理学部とは何か、自然科学研究の意義と方法、学術論文や専門書の読み方、口頭発表の方法などより深い学修に必要な事項・スキルを取り上げる。レポートの作成法と図表の作成法は、実験で学習するため本授業では詳しくは取り上げない。

専門コースを紹介する各回の生命科学分野の内容と講師について、実際の生命科学研究の現場と授業科目の対応も含め、下記に記す。

1. ガイダンス(水島恒裕)
2. 機能分子としてのRNAとその一生(吉久徹)
3. X線でタンパク質の立体構造を見る(緒方英明)
4. 電子顕微鏡法による生体分子構造の解析(宮澤淳夫)(※)
5. 小胞体ストレス応答とゴルジ体ストレス応答(吉田秀郎)(※※)
6. 生体内分子スイッチとしての低分子量Gタンパク質のはたらき(生沼泉)
7. 細胞移動が導く生体の形づくり (稲木美紀子 )
8. 脳や神経回路はどのようにしてつくられるか(八田公平)(※)
9. 地下環境のモニタリングと計算機テクノロジー(後藤忠徳)(※)
10. 生体内における金属イオンの役割(當舎武彦)(※)
11. タンパク質の分解による生命機能の制御(水島恒裕)
12. 細胞が遺伝情報を安定に受け継ぐ機構(西谷秀男)(※※)
13. 幹細胞からどのようにして組織・器官は再生するのか(梅園良彦)(※)
14. SACLAを用いたタンパク質の動き観察(久保稔)(※)
15. 生き物は動く —うごきを創り出すタンパク質の働き—(大岩和弘)

・当授業は姫路工学キャンパスから神戸商科キャンパスへ配信する授業形態であり、配信側となる姫路工学キャンパスの履修者は対面授業となりますが、受信側となる神戸商科キャンパスの履修者は遠隔授業となります。なお、配信映像は両キャンパスに設置しているモニターに映し出されますので、履修者各自が端末を持参する必要はありません。

生成系AI の利用:
生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
天野明弘・太田勲・野津隆志編集(2008)『スタディ・スキル入門—大学でしっかりと学ぶために—』有斐閣 (生協等で購入する)
参考文献
Alberts 他 著、中村桂子、松原謙一 他 監訳 Essential 細胞生物学 第5版 (南江堂)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキストとあらかじめダウンロードした講義資料を必ず授業前に読んでおくこと。(15h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストを読む。(15h)、レポート作成(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
毎回与えられた課題を理解し、レポートを作成できたものに単位を付与する。
講義目的・到達目標に記載した能力の到達度に応じてS(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)までの成績を与える。
成績評価の方法
平常点(20点)とレポート点(80点)で評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評する。
履修上の注意・履修要件
毎回レポートの提出がある。レポートの課題は講義を受講しなければ作成できない内容になっている。
パソコンの利用:毎回出席確認に使用するため、ノートPC、タブレット、スマートフォンのいずれかを準備すること。
実践的教育
本授業を担当する講師の約半数は国立や民間の研究機関で実務経験がある。該当する講師は、国立、民間の研究機関での実務経験に基づいた講義を行う。
(※)の講義では国立研究開発法人における構造生物学、分子生物学、発生遺伝学、地球環境科学などの研究の成果を、(※※)の講義では製薬会社における新薬開発基礎研究の成果を実践教育する。

備考
講義の順番は変更される場合がある。最終的な講義スケジュールは、最初のガイダンス時に示す。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。