シラバス情報

授業科目名
防災リーダー育成講座 (集中・防災教育科目)
(英語名)
Disaster Management Expert Training Seminar (集中・防災教育科目)
科目区分
全学共通科目/副専攻科目
防災教育科目(専門教育科目【専門区分D】)
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
2年
ナンバリングコード
KD9992MMA9
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・実習 (Lecture/Practical Training)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
谷口 博、紅谷 昇平
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標4/目標13
オフィスアワー・場所
各担当教員が授業終了後、次の授業までの間に教室にて実施。
連絡先
taniro (A) drg.u-hyogo.ac.jp ※ (A) を @ に変更

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-2◎/2-2〇/3-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
本フィールドワークでは、防災の実務や現場で必要となる幅広い分野の基礎知識を修得すると共に、救命等の演習を通して災害の現場における様々な活動に向けた応用力や実践技能を獲得することを目的とする。

【到達目標】
1)主要な災害の発生メカニズムや様々な主体の防災対策の基本的知識を説明できる
2)災害対応、救急救命などの実習を通して災害現場で必要とされる業務が実施できる
3)防災士に代表される地域の防災リーダーが果たすべき役割や求められる職能について説明できることである。

授業のサブタイトル・キーワード
防災士取得講座
講義内容・授業計画
【講義内容】
防災の実務者として知っておくべき基礎知識を、日本防災士機構発行の防災教本の内容を元に学修する。なお講義で説明されない防災教本の章については、受講生は自習し、自宅で課題に取り組み提出する。また、災害対策本部運営や避難所運営、救急救命などの演習にも取り組み、現場での応用力や演習の実施方法について学修する。なお、受講生のうち希望者は、事前課題や授業出席等の要件を満たせば、授業終了後に防災士資格試験を受験し、防災士資格を取得することができる。

【授業計画】
9月3日(火) 8:50-16:10 (イントロ+70分×5コマ、昼休み60分)
時間授業内容担当教員

8:50〜9:00イントロダクション※谷口博・紅谷昇平
19:00〜10:10気象災害・風水害谷口博
210:20〜11:30風水害・土砂災害等への備え谷口博

(昼休み)

312:30〜13:40耐震診断と補強
永野康行
413:40〜14:50行政の災害対策と危機管理青田良介
515:00〜16:10防災士に期待される活動青田良介
9月4日(水) 9:00-16:10 (70分×5コマ、昼休み60分)
日程授業内容担当教員
69:00〜10:10地震・津波による災害平井敬
710:20〜11:30地震・津波への備え平井敬

(昼休み)

812:30〜13:40企業・団体の事業継続
紅谷昇平
913:40〜14:50地域防災と多様性への配慮阪本真由美
1015:00〜16:10災害関連情報と予報・警報阪本真由美
9月5日(木) 9:00-16:10 (70分×2コマ+90分2コマ、昼休み60分)
日程授業内容担当教員
119:00〜10:10自主防災活動と地区防災計画澤田雅浩
1210:20〜11:30復旧・復興と被災者支援澤田雅浩

(昼休み)

1312:30〜14:00避難所開設運営訓練(1)、(2)馬場美智子
松川杏寧
1414:10〜15:40
1515:50〜17:00防災士に求められる能力※紅谷昇平
9月6日(金) 9:20-16:10 (70分×2コマ+90分×2コマ、昼休み60分)
169:30〜10:40地図を生かした地域防災力向上対策(被害想定・ハザードマップと避難)浦川豪
1710:50〜12:00防災士資格試験(防災士資格取得希望者)
受講内容のまとめと評価(受験者以外)
日本防災士機構/谷口博

(昼休み)

18
19
13:00〜16:10赤十字救急法短期講習
谷口博・紅谷昇平
日本赤十字社兵庫県支部

※本授業は、1コマ70分もしくは90分で実施される。
※各回の講義テーマや講師は、防災士の取得要件等の状況に応じて変更される可能性がある。

【授業における生成系AIの使用について】
教員の許可があれば、学生はその指示の範囲内で使うことを可とします。
教科書
受講生は、防災士教本(4,000円)を購入する。
参考文献
適宜資料を配付する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】集中講義の開始前に防災士教本を事前に読み込み、その内容についての課題に解答する。(30h)
【復習】授業終了時に確認テストに解答し提出し、さらに防災士試験の想定問題に解答する。(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
避難所開設運営訓練など,ワークショップ形式の講義で実施する可能性がある。
成績評価の基準・方法
〇成績評価の基準
防災に関する様々な分野の基礎知識、及び救急救命に必要な能力の修得状況に応じて、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
〇成績評価の方法
各講義で出される確認テスト(80%)、及び授業での演習等への取組状況(20%)に基づき、総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
確認テストは、原則この授業の中で解説する。
履修上の注意・履修要件
〇防災リーダー教育プログラム副専攻生が優先的に履修できる必修科目である。
○定員40名であり、それを超えた場合には抽選とする場合がある。
〇防災士資格の取得を目指す受講生は、以下の2点に留意すること。
 ・原則として全ての講義に出席し、全ての課題を提出すること。
 (要件を満たさない場合には、防災士資格の試験を受験することができない。)
 ・試験受験料3,000円、試験に合格した場合には防災士認証登録料5,000円が必要である。
 (テキストである防災士教本4,000円と合わせて、合計12,000円が必要)

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。