教員名 : 伊藤 国彦
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授業科目名
経済政策論Ⅰ (国際商経・社会情報専門科目)
(英語名)
Economic Policy I (国際商経・社会情報専門科目)
科目区分
専門教育科目
ー
対象学生
社会情報科学部/国際商経学部
学年
3年
ナンバリングコード
KC9991MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
伊藤 国彦
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標10
オフィスアワー・場所
火曜日12:30〜12:50
研究室 研究棟ⅠA208 連絡先
itok@em.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】この講義では経済政策のうちマクロ経済政策を扱う。講義の目的は、新古典派とケインズ派のマクロ経済モデルによる分析を用いて経済政策の効果や限界を理解することである。また、経済政策と深く関連する経済指標や現実の政策についての知識を習得するも含まれる。
【到達目標】①マクロ経済とマクロ経済政策に関する専門用語を説明できるようになること、②マクロ経済モデルを政策効果分析に適用して、政策判断ができるようになることである。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:マクロ経済学の応用としてのマクロ経済政策論
キーワード:財政政策、金融政策、マクロ経済モデル、IS−LM分析 講義内容・授業計画
【講義内容】
まず、第1講でマクロ経済政策をスムーズに学ぶための基礎的な事柄と経済政策の歴史を解説する。第2・3講は新古典派マクロモデルの構築とそのモデルでのマクロ経済政策の効果分析である。第4講は労働市場の分析から新古典派とケインズ派の見解を比較する。第5・6講でケインズ派マクロモデルの構築とそのモデルでのマクロ経済政策の効果を分析する。第7講では、両学派間での政策のあり方に関する論争と政策の現実を解説する。時間的に可能な限り、マクロ経済政策の指針となる経済指標(統計)も紹介する。 【講義計画】・・・各講につき1〜2回の講義を予定している。 1.授業ガイダンス 2.第1講 マクロ経済政策へのアプローチ 3.第2講 財・サービス市場の新古典派理論:長期の経済(参考文献1の第3章) 4.第2講 財・サービス市場の新古典派理論:長期の経済(参考文献1の第3章) 5.第3講 貨幣市場と金融政策(参考文献1の第4章と第5章) 6.第3講 貨幣市場と金融政策(参考文献1の第4章と第5章) 7.第4講 労働市場における失業:古典派からケインズ派へ(参考文献1の第7章) 8.第4講 労働市場における失業:古典派からケインズ派へ(参考文献1の第7章) 9.第5講 財市場と貨幣市場のケインズ派理論:短期の経済(参考文献1の第8と9章) 10.第5講 財市場と貨幣市場のケインズ派理論:短期の経済(参考文献1の第8と9章) 11.第6章 IS−LMモデルによるマクロ政策効果分析(参考文献1の第9と10章) 12.第6章 IS−LMモデルによるマクロ政策効果分析(参考文献1の第9と10章) 13.第7講 マクロ経済政策論争と現実の政策(参考文献2の第6と7章) 14.第7講 マクロ経済政策論争と現実の政策(参考文献2の第6と7章) 15.まとめと授業評価アンケートの実施 定期試験 受講者の理解度に応じての進度や内容を調整するので、講義計画に変更があり得る。 この授業では、専門用語や内容に関して他の媒体と合わせて生成系AIを利用して調べることを推奨する。積極的に利用することで、生成系AIの意義と限界を自ら探って欲しい。 教科書
講義で各講のレジュメ(プリント)を配布するとともにそのPDFファイルをユニバーサルパスポートにアップする。
参考文献
1)N・グレゴリー・マンキュー著、足立英之/地主敏樹/中谷武/柳川隆訳、『マンキュー マクロ経済学Ⅰ 入門篇(第4版)』、東洋経済新報社.
2)N・グレゴリー・マンキュー著、足立英之/地主敏樹/中谷武/柳川隆訳、『マンキュー マクロ経済学Ⅰ 応用篇(第4版)』、東洋経済新報社. (ともに図書館にあり) 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】事前に配布する講義レジメのプリントを見て、専門用語などを参考文献やネットで調べておく。(1回の授業当たり2時間)
【復習】授業後にもう一度プリント・ノート・参考文献を見直し、授業の内容をしっかりと理解して現実の問題に適用できるようにする。(1回の授業当たり2時間) アクティブ・ラーニングの内容
授業中に質問するので、積極的に回答・発言する。これらは授業への参加姿勢として成績評価の対象とする。
成績評価の基準・方法
【政策評価の基準】マクロ経済とマクロ経済政策に関する専門用語を説明でき、マクロ経済モデルでの政策効果分析ができる学生に単位を与える。その到達目標の達成度に応じてSからCで成績評価をする。
【政策評価の方法】成績評価の方法は、期末試験100点で評価するが、授業への参加姿勢(授業での質問への回答)を1回1〜3点のポイントとして80点に達するまで加点する。試験ではプリントやノートなどすべての持ち込みを不可とする。 課題・試験結果の開示方法
定期試験については、採点後にユニバーサルパスポートで模範解答と講評を掲載する。
履修上の注意・履修要件
・マクロ経済学の入門科目を履修済みか同時に履修することが望ましい。経済政策論Ⅱは、ミクロ経済政策(公共政策)と成長政策に関する講義なので、併せて履修するとよい。
・新聞、テレビニュース番組、ニュースアプリなどで普段から経済・経済政策関連のニュースや指標、特にインフレ率、失業率、GDP・経済成長率、日経平均、ドル円レートをチェックするよう心がけて欲しい。 実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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