シラバス情報

授業科目名
研究演習Ⅱ (社会情報・専門科目)
(英語名)
Research Seminar II (社会情報・専門科目)
科目区分
専門教育科目
対象学生
社会情報科学部
学年
3年
ナンバリングコード
KCJBS3MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
古隅 弘樹
所属
社会情報科学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
情報科学研究棟 K420研究室
連絡先
furuzumi@gsis.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
  1. 研究演習Iに引き続き,卒業研究に向けて,専門的知識の理解を深め,学問の方法論を身につける。
  2. 文献の収集方法や研究の進め方の確認
  3. 社会が抱える課題について,より具体的な(研究演習Iとは異なる)研究テーマの設定から,アプローチの方法,意見のとりまとめ,今後の課題と発展,成果の報告に至る,一連のプロセスをゼミ生と討論しながら確認する.

到達目標
  1. 専門文献を読んで理解することができる。
  2. 卒業研究の方向性を決める。
  3. 研究への取り組み方(付き合い方)を考えて主体的に行動できる.
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】社会科学系論文,論文の書き方,アカデミックスキル
講義内容・授業計画
講義内容
社会における多様な課題について様々な側面から議論し,特定のテーマを各自が設定するところから始め,課題の背景,現状の把握,課題や論点の整理,データに基づく分析,解決に向けた提言など,研究成果の報告に至る一連のプロセスには,修得しておくべき基本的な考え方や作法(アカデミック・リテラシー)が数多く存在する.
過去の講義で作成してきた課題レポートに比べて,より学術的な意味で,卒業研究にどのように取り組むべきかを考えることが求められており,4年次の卒業研究に向けて基本的な部分でつまずかないよう,小規模ながら個々の具体的な研究テーマを題材として取り組みたい.

授業計画
  1. ガイダンス(研究演習Iで各自が行ったことの確認,ゼミの基本方針)
  2. テーマの選定に関する討論,全体的なスケジュールの決定
  3. テーマの決定に関する討論
  4. 文章の構成(あらすじ)や研究アプローチの検討
  5. 文献の調べ方,適切な引用方法(著作権)の確認
  6. 文献収集と分析・調査① 先行・関連研究や事例調査
  7. 文献収集と分析・調査② 分析手法とアプローチ
  8. 文献収集と分析・調査③ 客観的証拠(エビデンス)の収集・分析
  9. 中間報告会と討論,相互評価①
  10. 中間報告会と討論,相互評価②
  11. 最終報告書の作成に向けて(結論に至る整合性,見直し)
  12. とりまとめ① 結論,補足(追加のデータ収集や分析の必要性)
  13. とりまとめ② 今後の課題と発展
  14. 最終報告会と討論,相互評価①
  15. 最終報告会と討論,相互評価②
  16. まとめ(最終報告書の提出)

教科書
明石芳彦 (2018)『社会科学系論文の書き方』ミネルヴァ書房 
参考文献
演習の時間に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
演習では,個々のテーマ設定に応じて文献調査,文章の作成,発表資料の作成が必要になる(60時間).
アクティブ・ラーニングの内容
講義では社会科学系論文の作成に関連する実習を行い,成果報告や質疑を通じて,学生同士のコミュニケーションや教員の指導を活発に行い,相互の理解を深める取り組みを行っている.
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
卒業研究を行うための基本的な知識と技能を身につけ、主体的な探究を行うことができる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じてSからCまで成績を与える。

成績評価の方法
発表30%、討論30%、レポート40%
※討論:ゼミにおける積極的な議論への参加姿勢や発言内容を評価する
課題・試験結果の開示方法
講義の過程で提出を求めたレポートや成果報告については,講義の中で受講者相互の評価やコメントを返し,教員からもアドバイスを行う.
履修上の注意・履修要件
社会情報科学部の必修科目である

<<生成AIの利用について>>
・レポート等の作成については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することはできません。 
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。