シラバス情報

授業科目名
工業科指導法Ⅱ
(英語名)
Teaching Theory of Technical Engineering Ⅱ
科目区分
教職課程科目
学部科目[−]
対象学生
工学部/工学研究科
学年
3年
ナンバリングコード
IATBA1TCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
雨河 祐二
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて

連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
高等学校「工業」の学習指導に必要な題材・領域・内容等についての理解を深める。また、計画・実践・演習・考察を通して、環境に配慮し資源を大切に使うことなどを含め、創意工夫を行い実践的な技術者を育成する能力と態度を養う。生徒が主体的に課題を見つけ、自ら考え、自ら解決していく力、あふれる情報の中から必要な情報を選択し、自らの考えを築き上げる力を身に付けさせる工業科教員の育成を図る。演習(マイクロティーチング:短時間授業)を行い、具体的教科・科目の指導計画の立案、学習指導法(情報通信技術の活用を含む)等、工業教育への実践的な指導力をつける。


授業のサブタイトル・キーワード
工業科教員を目指すための知識と実践演習(Ⅱ)
講義内容・授業計画
【講義内容】
国際化、情報化、科学技術の発展、環境問題への関心の高まりなど、社会の状況が大きく変化する中で、豊かな人間性をはぐくむとともに、一人ひとりの個性を生かし、その能力を十分伸ばす教育の在り方が問われている。工業高校ではどのように学習指導が行われているか、学習指導の基礎知識と最近の学習指導の動向、これからの工業技術教育(情報通信技術の活用を含む)について詳述する。
【授業計画】
 1: 工業高校の教育活動(学習指導要領、総則編、工業編)
 2: 工業教育と産業の接点①
 3: 工業教育と産業の接点② 
 4: フィールドワーク 工業高等学校文化祭参加 11月3日(日)工業教育の現状及び施設・設備等の調査 
 5: フィールドワーク 工業高等学校文化祭参加 11月3日(日)工業教育の現状及び施設・設備等の調査
 6: 科目「工業技術基礎」の在り方・指導法(情報通信技術の活用を含む)
 7: 科目「工業技術基礎」授業の工夫・授業計画・評価
 8: 科目「製図」の在り方・指導法
 9: 科目「製図」授業の工夫・授業計画・評価
10: 科目「工業情報数理」の在り方・指導法
11: 科目「工業情報数理」授業の工夫・授業計画・評価
12: 年間指導計画の編成(各学生の専門分野)
13: 指導案の作成、導入・展開、評価
14: 工業教育の実践、マイクロティーチング(模擬授業の実施)
15: 教員採用試験への対応のまとめ:教員採用試験対策と工業教育における工業技術教育の展望と課題
教科書
適宜指示
参考文献
① 高等学校学習指導要領(平成30年告示)
② 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編
③ 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 工業編
④ 新しい観点と実践に基づく 工業科教育法の研究 改訂版
⑤ 教職必修 技術科・工業科教育法 教職課程研究会編
⑥ 「課題研究」の理論と実践(工業)
⑦ JISにもとづく 標準製図法 第15全訂版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して配布する資料・参考文献の事前読み込み(5h)、模擬授業の準備(5h)
【復習】レポート作成(15回、23h)、講義内容の理解を深め定着させるために配布資料・教材を読み直し(7h)
アクティブ・ラーニングの内容
・グループワークを取り入れる、学生同士のディスカッションを行う。
・模擬授業及び演習(マイクロティーチィング:短時間授業)で対話力・実践力を身に付ける。
成績評価の基準・方法
① 学習への意欲 20%、理解度 30%
② 課題の総合評価 50%(課題の内容 30%、提出状況 20%)
課題の提出状況が70%以下の場合は単位取得不可とする。
課題・試験結果の開示方法
・レポートは、毎回講義内容に沿った課題で提出を求め、原則次の講義内で前回の課題の解説・講評する。
・模擬授業は、講義時間内に講評し、次回の授業に生かす。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
工業高校校長の経験から、履修生に工業高校の活動を経験させたく、工業高校の文化祭に参加(予定)し、生徒の活動状況や施設・設備を観ることにより、高等学校工業科教員に就く事への思いを強くする。(行事日程変更などで中止の場合もある)
備考
特になし。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。