教員名 : 木村 真晃
|
授業科目名
自動車工学
(英語名)
Automotive Engineering
科目区分
専門教育科目
−
対象学生
工学部
学年
4年
ナンバリングコード
HETBK4MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
木村 真晃
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9/目標12
オフィスアワー・場所
随時・担当教員の居室
連絡先
mkimura@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4〇
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
身近にある機械工学の総合システムの一つである「自動車」を題材とし,これまで学んできた機械工学の各技術が様々な形で用いられていることを概説し,それを通じてそれらを理解する.また,自動車の仕組みやその構造を理解することでグローバルな視点からの物事の考察ができることを身につける. 【達成目標】 機械工学の基礎知識が「自動車」というシステムでどのように統合・実現されているかを総合的に関係付け,幅広い知見の中から選択できる.また,自動車の仕組み,部品構成,製造方法等を通じて多面的な考え方を選択できる. 授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】自動車,走行性能,構造・仕組み
講義内容・授業計画
【講義内容】
我々の身近にあり,現代社会に必要不可欠な機械の一つに「自動車」がある.この自動車は機械工学ならびにそれに関連する知識・技術を結集することによって初めて実現している機械システムの集大成の一つであり,自動車の仕組み,部品構成,製造方法等を知ることで,これまで学んできた機械工学に関連した様々な技術がより洗練・先端化されて活用されている様子を目の当たりにすることができる.本講義では,数多くの専門技術が高いレベルで融合することによって実現されている自動車について,それがひとつの専門分野のみならず幅広い知識によって構成されていることを概説することにより様々な機械工学技術を認識・実感させる.そして,自動車について理解を深める. 【授業計画】 授業は概ね下記の予定で進める. 01.自動車の歴史,各種主要部品の仕組みとその基本構造,主要諸元 02.エンジンⅠ (エンジンの基本原理,その種類と分類,基本構造と機能 他) 03.エンジンⅡ (エンジン各種構成部品,燃焼室の種類・形状 他) 04.パワートレイン (トランスミッション,クラッチ,トルクコンバーター 他) 05.操舵系と制動系 (ステアリング,サスペンション,ブレーキ 他) 06.走行性能Ⅰ (エンジン出力,走行抵抗,動力性能,だ行性能) 07.中間精査 08.走行性能Ⅱ (制動性能,旋回性能,他) 09.吸排気,冷却装置 (吸排気装置,冷却装置) 10.燃料・潤滑とタイヤ・ホイール (燃料・潤滑装置,タイヤ,ホイール) 11.ボディ構造,室内空間,空力特性 (ボディ構造関連,室内空間,空力 他) 12.電装系全般とその装置 (電装系全般と自動車のエレクトロニクス化) 13.走行性能Ⅲ (タイヤ特性,乗り心地・騒音性能,衝突安全性能) 14.材料と製造法 (素材,製造を支える工作機械,各種加工技術と製造法 他) 15.自動車の課題と展望 (自動車が抱える課題・問題点と今後の展望) ⽣成系AIの利⽤:⽣成系AIの利⽤については教員の指⽰に従うこと.⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,⼜は認定を取り消すことがある. 教科書
齋 輝夫:自動車工学入門《第3版》,理工学社.
参考文献
必要に応じてプリント配布.
なお,附属図書館にある関連書籍なども参照すること. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
授業に際して該当する内容を事前に予習する. 【復習】 レポートの作成.なお,完成度の高い内容で提出すること.講義内容の理解を深め定着させるために教科書やオンデマンド教材を閲覧すること. アクティブ・ラーニングの内容
採用しない.
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
主要項目についてのレポート,中間精査と期末試験により,講義内容を十分習得したかを総合的に評価する.S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価を行い,単位を付与する. 【成績評価の方法】 レポート20点,中間精査30点,および期末試験50点の重みで合計して評価する.なお,課題・レポート提出の遅延,再提出等は減点の対象となり,減点が多い場合,中間精査や期末試験の受験を認めない. 課題・試験結果の開示方法
レポートについて,内容に不備があれば再提出を求める.
中間精査についてはその時間の最後に回答例を提示して解説する. 期末試験については,試験終了後,回答例を教員居室において提示する. 履修上の注意・履修要件
授業時間外においてレポート課題に取り組み,完成度を高めたレポートを締切期限までに提出すること.
実践的教育
該当しない.
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
|