教員名 : 盛谷 浩右
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授業科目名
物理化学Ⅲ
(英語名)
Physical Chemistry Ⅲ
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBK3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
盛谷 浩右
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
12:30~13:00・6号館6501室
連絡先
moritani@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】材料表面の状態について理解する上で、化学反応、特に固体表面における諸現象について、分子動力学の視点から考えることは重要である。本講義では固体表面における化学反応に対する理解を深めるために、統計力学と化学反応速度論を基礎として、分子運動論的な観点から論究する。 【到達目標】 物質が変化する過程を理解するための基礎的な考え方を、統計力学、化学反応速度論、分子動力学などの多様な観点から複眼的に説明できる。化学反応速度の解析手法を応用することができる。授業のサブタイトル・キーワード
化学反応をマクロとミクロの視点から考える
講義内容・授業計画
講義内容
化学反応を分子論的な視点から理解するために、まず基礎的な統計力学について学習する。次に分子運動論を元にした化学反応の描像について説明する。また化学反応を解析する方法として、反応速度式の表し方と微分方程式を用いたその解析方法について説明する。 その後、固体表面における化学反応について考察していく。 授業計画 1. ガイダンス:本講義の目標や概要を説明する。 2. 統計力学の基礎 3. マックスウェル-ボルツマン分布 4. 反応速度論 5. 積分形反応速度式とその解析方法 6. 温度に依存する反応とアレニウスの式 7. アレニウスプロットとその解析方法 8. 反応の分子動力学 9. 遷移状態理論 10. 固体表面の構造 11. 固体表面における反応1-表面化学の基礎 12. 固体表面における反応2-吸着と脱離 13. 固体表面における反応3-ビーム励起反応 14. 固体表面の分析技術 15. まとめ 生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
「現代物理化学(寺嶋正秀,馬場正昭,松本吉泰 著)[化学同人]」
参考文献
アトキンス物理化学、その他にも授業中に適宜紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して教科書の事前読み込み(15h)
【復習】レポート作成(5回程度、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・板書を読み直しまとめる(30h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:定期試験およびレポートにより、化学反応について多様な観点から複眼的に説明する能力、化学反応速度の解析手法を応用する能力の到達度に基づき、S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 成績評価の方法:定期試験80%前後、レポート20%前後を基準として総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートは、原則次の講義内で解説する。
定期試験は、全体的な講評をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。模範解答は試験終了後に掲示する. 履修上の注意・履修要件
授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。 実践的教育
該当しない
備考
理解の度合いによって授業の順番を入れ替えることがある。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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