教員名 : 西牟田 真希
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授業科目名
社会学
(英語名)
Sociology
科目区分
全学共通科目
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対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
西牟田 真希
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標10
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室にて
連絡先
bzi01820@kwansei.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
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全学DP
4-1◎/1-2〇/3-2〇
教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
社会学の概念や用語を理解して、現代社会がかかえる問題について具体例をもとに関連づける。社会学的な問いの立て方・考え方を適用して、説明することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
文化の多様な認識の解読を通して、社会の捉え方を学ぶ。
講義内容・授業計画
講義内容
社会学は、社会を生きる人と人、あるいは人と集団の関係から、人びとの作り出す社会生活や集団について研究する学問である。 講義では、社会学の基礎的な理論や重要な概念を学びつつ、日常生活や社会情勢から見る社会学的な視点や問い (どのような状況や問題となって現れるか、それらをどのように考えるか)を提示して、現代社会の捉え方を学ぶ。 具体的には、文化の多様な認識を解読することを通して、「文化を社会学的に見る」ことを習得する。 授業計画 1.オリエンテーション…本講義のねらいと進め方、カルチャー・スタディとは何か 2.文化の多様な認識を解読する・文化遺産から社会を読み解く 3.制度(1)「本物らしさ」とは 古い伝統と「新しい伝統」? 4.制度(2)法制度と文化遺産 専門家のお墨つきの機能 5.環境(1)歴史的環境とは 美しい景観の維持「町並み保存」 6.環境(2)世界遺産の効果 まちおこし・保存運動の戦略との関わり 7.視点(1)記憶の複数性 地元住民と移住者の記憶は同じ? 8.視点(2)記憶の複数性 家族と労働集団(職場)の記憶 9.視点(3)記憶の複数性 グローバル・ナショナル・ローカルの記憶 10. 時間(1)過去と現在の価値 なぜ生まれていない時代にノスタルジー(懐かしさ)を感じるのか? 11. 時間(2)現在と未来の価値 社会生活とスローガン(SDGs:持続可能な開発目標) 12. 所有(1)モノ(所有物)の意味 イベントを盛り上げるためのグッズの効果とは? 13. 所有(2)場所の意味 アーカイブ映像から描かれているものを読む 14.思想(1)「記憶の場」と集団の記憶(集合的記憶) モノ・場所と思い出は関係する? 15.思想(2)まとめ 社会(集団)を単位として個人の行動を捉える 定期試験 教科書
特に指定しない。必要があれば適宜指示あるいはプリントを配布する。
参考文献
木村至聖・森久聡編,2020,『社会学で読み解く文化遺産——新しい研究の視点とフィールド』新曜社.
奥村隆編,2018,『はじまりの社会学——問いつづけるためのレッスン——』ミネルヴァ書房. 伊藤公雄・橋本満編,1998,『はじめて出会う社会学——社会学はカルチャー・スタディ——』有斐閣. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ニュース(新聞記事等)に関心を持ち、身の回りの出来事を観察しておくこと。(15h)、授業課題の準備(5h)
【復習】授業課題の実施および授業ノートの見直し(5回、15h)、授業に際して指示するプリント・教材を読み直し(15h) アクティブ・ラーニングの内容
講義中に受講者にコメント記入や質問や発言を促したりする機会がある(受講人数に応じて方法を決定)。積極的に参加してほしい。
成績評価の基準・方法
社会学の概念や用語を理解して、文章論述ができる者に単位を授与する。平常点(授業の取り組み姿勢・論述課題など)40%、筆記試験60%により総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業課題を出した際は回収後、次の回の授業内でのポイント解説を行う。
履修上の注意・履修要件
授業は講義形式で行う。各単元の終盤には授業内容をまとめて、自分ならどのような立場を支持するか等、論述課題を設ける。
実践的教育
該当しない
備考
授業の進行具合によって、前後のカリキュラムを流動的に変更する場合がある。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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