シラバス情報

授業科目名
数学科指導法Ⅲ
(英語名)
Teaching Methods of Mathematics Ⅲ
科目区分
教職課程科目
工学部
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
IA9991TCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
吉田 大盛
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
授業終了後15分・講義室または講師控室にて   予約不要
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
数学的な見方・考え方や数学的活動等に関する考察を通して、数学の指導法についての理解を深め、実演する。また、大学数学を踏まえたうえで、高い立場から初等数学を見直し、自らの言葉で表現する。さらに、生徒理解や授業の進め方,評価方法や学習指導案の書き方、ICTの活用方法などについて学び、授業者としての資質・能力を高め、応用する。
授業のサブタイトル・キーワード
数学科、指導法、アクティブ・ラーニング、ICTの活用
講義内容・授業計画
第2回以降は、前半に講義、後半に模擬授業演習を行う。


第1回:集合と論理を題材とした数学教育
第2回:幾何学を題材とした数学教育(1)、模擬授業(1)
第3回:幾何学の数学を題材とした数学教育(2)、模擬授業(2)
第4回:数論の数学を題材とした数学教育(1)、模擬授業(3)
第5回:数論の数学を題材とした数学教育(2)、模擬授業(4)
第6回:解析学の数学を題材とした数学教育(1)、模擬授業(5)
第7回:解析学の数学を題材とした数学教育(2)、模擬授業(6)
第8回:解析学の数学を題材とした数学教育(3)、模擬授業(7)
第9回:解析学の数学を題材とした数学教育(4)、模擬授業(8)
第9回:ICTを活用した数学教育(1)、模擬授業(9)
第10回:ICTを活用した数学教育(2)、模擬授業(10)
第11回:確率・統計に関する数学教育(1)、模擬授業(11)
第12回:確率・統計に関する数学教育(2)、模擬授業(12)
第13回:確率・統計に関する数学教育(3)、模擬授業(13)
第14回:確率・統計に関する数学教育(4)、模擬授業(14)

教科書
高等学校数学Ⅰ,Ⅱ,A,Bの教科書を持っていない場合は,購入しておいてください。
例えば、
数学Ⅰ 数Ⅰ/714 A5判・216頁
数学A 数A/714 A5判・168頁
数学Ⅱ 数Ⅱ/711 A5判・244頁
数学B 数B/712 A5判・144頁
数学Ⅰ 数Ⅰ/713 A5判・220頁
数学A 数A/713 A5判・180頁
数学Ⅱ 数Ⅱ/710 A5判・256頁
数学B 数B/711 A5判・152頁


参考文献
①小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 算数編
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/
__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_004.pdf
②中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 数学編
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/
__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_004.pdf
③高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 数学編 理数編
https://www.mext.go.jp/content/1407073_05_1_2.pdf
④エリザベス・バークレイ他著『共同学習の技法』ナカニシヤ出版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

予習】 適宜、模擬授業の準備(6回、18h)などを行う。

【復習】 次の模擬授業がよりよくなる工夫を考え、その実践に努め、背景的な学習を深めるために参考文献を読む(15h)。
アクティブ・ラーニングの内容
・グループワークを通して、各学生の学習指導案を充実させる。
・グループワークを取りいれた模擬授業を実践し、アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善をグループで検討・協議する。
・ICTを活用し、全体指導の中における個別指導の充実を図る。


成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
数学科の指導法を理解し、指導案に基づき授業ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
模擬授業・講評・参加態度(50%),学習指導案・小テスト・採点基準・採点結果(50%)として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
学習指導案の作成においては、複数回の面接指導で充実をはかる。小テストの作成においても同様である。模擬授業の実践においては、実際の教室を模擬し、様々な役回りの学生とのやり取りから実践的な授業構成を体験させる。
履修上の注意・履修要件
【履修上の注意】
・積極的に授業に参加することを期待する。
     ・生成AIの使用は一切認めない。

【履修要件】
・特になし

実践的教育
数学教育に多面的に関与してきた数学教育の実務経験のある担当教員が,その経験を生かし,学習指導案の作成から授業実践までの指導を行うとともに今日的な課題(アクティブ・ラーニングの視点にたった授業改善,ICT機器の利用,探究的な学習)への対応を指導する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。