シラバス情報

授業科目名
無機材料化学 (化学工学 自コース)
(英語名)
Inorganic Materials (化学工学 自コース)
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBA3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
菊池 丈幸
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時(事前連絡が望ましい),C534研究室
連絡先
kikuchi@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
7◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
講義目的
一般的な無機固体の構造と性質の結び付きについて,無機化学の基礎的知識に基づいて講義し,様々な無機材料の物性(電気的,磁気的,光学的)と,それらにより実現される無機材料の種々の機能性について理解させる.
到達目標
無機材料の構造,材料プロセス,基本的な特性評価について説明し,具体的な事例について定量的な解析を実施することができる.
無機材料の代表的な物性(導電性,誘電性,磁性,光物性など)について基礎的事項を説明することができ,定量的な解析を実施することができる.
授業のサブタイトル・キーワード
セラミックス
講義内容・授業計画
講義内容
セラミックスやガラスなどの無機材料は有史以来,人類社会の発展を支え続けてきた.特に近年は,社会の様々な問題を解決するために厳しい要求に応える形で様々な無機材料が著しいスピードで開発され続けている.今後の高度な情報化社会や地球環境に配慮した持続可能な社会の実現のために,新たな機能性を持った無機材料の開発が重要になってきている.本講義では,無機材料の種々の物性(導電性,誘電性,磁性,光物性など)とそれらの起源である無機固体の構造について学修する.また,種々の物性によりもたらされる無機材料の機能性について紹介し,身近な材料の機能が発現する機構について実例を挙げて解説する.
授業計画
1.無機材料とは
2.結晶構造1
3.結晶構造2
4.結晶構造3
5.不完全な構造
6.電子構造
7.電気的性質(1) 導電性
8.電気的性質(2) 誘電性
9.中間試験
10.磁気的性質1
11.磁気的性質2
12.光学的性質,熱的性質
13.ナノ物質とサイズ効果,無機固体の合成
14.結晶化反応,相転移反応
15.拡散過程,イオン伝導,固相の反応

【生成系AIの利用について】
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと.本講義の課題レポート作成,事前・事後学習に当たっては,補助的に生成系AIを使用しても良い.ただし,生成系AIの出力した内容について,事実関係の確認や出典・参考文献を確認し,明記しなければならない.
教科書
村石治人著,新版 基礎固体化学 −無機材料を中心とした−,三共出版
参考文献
河本邦仁 編:無機機能材料,東京化学同人
古山昌三,村石治人 共著:基礎無機固体化学,三共出版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】事前に配布するスライド教材を事前読み込み(18h)
【復習】課題(8回、24h),講義内容の理解を深め定着させるためにスライド教材,ノートを読み直し(18h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する.
試験:90%,課題レポート:10%
課題・試験結果の開示方法
課題については,原則次の講義内で解説する.
中間試験については,次の講義内で全体的な講評を提示する.
定期試験は,授業評価アンケートの教員コメント欄に全体的な講評を示す.

履修上の注意・履修要件
無機化学Ⅰ,Ⅱを修得しておくことが望ましい.
計算問題を解く場合もあるので,関数電卓を持参すること.

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。