教員名 : 井上 尚三
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授業科目名
インテリジェント材料
(英語名)
Intelligent Material
科目区分
ー
機械工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMK5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
井上 尚三
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
金曜16:00〜18:00・書写6505研究室
(メールによる事前連絡が望ましい) 連絡先
inoue@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
1◎/2〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】 通常の機械システムでは、外界の状態をセンサーによってモニターし、何らかの変化が生じたとマイクロコンピュータが判断した場合、アクチュエータに適切な動作をさせるという制御が行われている。このようなシステムは複雑で、故障に対する安全を確保することが難しくなるケースも生じる。これに対して、センサーやアクチュエータの機能を合わせ持ち、環境変化に反応して特性が変化するような材料があれば、システムを簡単にすることができるので、非常に有用と考えられる。この条件に合致する材料はインテリジェント材料と呼ばれ、その代表的な材料は形状記憶合金である。
これからの機械技術者は、機械システムの設計を行っていく上で、このような新材料についての知識を持っていることが必要となっている。この講義では、このような新素材を解説し、その理解を深めさせることを目的とする。 【到達目標】 2元合金の状態図を読んで、その組織などを説明できる。インテリジェント材料の概念を理解し、そのいくつかについて説明できる。また、これら新素材の分析方法の原理や適用できる範囲などを説明できる。 授業のサブタイトル・キーワード
マルテンサイト変態、先端分析技術
講義内容・授業計画
この講義ではインテリジェント材料の概念について解説した上で、実際の材料についての最新のトピックスについて、学生自らが参加する輪講形式を取り入れて授業を行っている。
第1回:インテリジェント材料概説 第2回:状態図(1) 読み方 第3回:状態図(2) 全率固溶、共晶1 第4回:状態図(3) 共晶2、包晶 第5回:状態図(4) 実際の合金の状態図 第6回:形状記憶合金 (1) 第7回:形状記憶合金 (2) 第8回:機能性セラミクス材料 (1) 第9回:機能性セラミクス材料 (2) 第10回:光触媒材料 第11回:機能性プラスチック 第12回:炭素材料(DLC等) 第13回:分析技術1(結晶構造解析) 第14回:分析技術2(表面分析) 第15回:分析技術3(結合状態分析) 生成系AIの利用について: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
適宜プリントを配布する
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】配布教材の指示された部分を事前読み込み(10h)、プレゼンテーションの準備(20h)
【復習】レポート作成(5回、10h)、講義内容の理解を深めるために教材および他の受講者のプレゼン資料を元にした復習(20h) アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
講義目的・到達目標に記載する能力(金属結晶材料の基礎的な知識の習得とその応用力)の到達度に応じてSからCまでの成績を与える。 成績評価の方法 レポート(40%)および課題の調査とプレゼンテーション(40%)を課し、それらと受講態度(20%)を総合して評価する。 課題・試験結果の開示方法
【レポート】次の講義で解説し、学生の解答例を紹介しながら講評する。
【輪講】プレゼンテーションについてディスカッションを通して、講評していく。 履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
※本学の配付資料を参照してください。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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