機能分子化学

Functional Molecular Chemistry

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応用化学専攻科目

工学研究科

1年

HETMO5MCA1

2.00単位

講義 (Lecture)

2024年度後期

西田 純一

工学研究科

日本語

目標9

随時・C棟627室

jnishida@eng.u-hyogo.ac.jp

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2◎

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[講義の目的]
有機化合物（特にπ電子系化合物）の持つ有用な物性を機能材料として利用することを目的としたマテリアルサイエンスやナノサイエンスが新しい研究領域として発展しつつある。本講義では有機化合物を用いた有機機能材料分野の基礎と工業（産業）への応用を目指した研究実例について紹介する。
[到達目標]
有機材料や物性有機化学に関する研究例を説明することができ、有機エレクトロニクス分野における最近の研究論文などを自分で検索し、内容を説明することができるようになることである。

[講義の内容]
本講義はマテリアルサイエンスに関して記載されているテキストの内容を中心とし、さらに有機固体化学、機能性材料化学、有機エレクトロニクス素子研究に関する著書、文献等を活用し内容を充実させる。
[授業計画]
1.　物性有機化学の基礎（光）
2.　物性有機化学の基礎（電荷移動錯体）
3.　有機電界効果トランジスタ（FET）と有機半導体: n-型半導体
4.　有機半導体: 可溶性半導体
5. 有機ELと発光材料: リン光性錯体　　
6. 蛍光材料
7. 機能性色素：ホトクロミズム　
8. 機能性色素：エレクトロクロミズム
9. 色素増感太陽電池 (有機系太陽電池）
10. ホストゲスト化学
11.　分子マシーン　
12.　刺激応答材料
13.　誘電性を示す化合物
14.　反応の開発
15.　有機π共役系化合物の総括

[⽣成AIについて]
⽣成AIの利⽤について制限を設けない。

主な参考書：「マテリアルサイエンス有機化学」伊与田正彦・横山 泰・西長 亨
（東京化学同人）。さらに適宜プリントや論文を配布する。

「固体有機化学」 小林啓二・林 直人 （化学同人）

【予習】授業に際して指示する教材の部分を事前読み込み（14回, 30ｈ）
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し（15回、30ｈ）

採用しない。

講義中に行う小テスト（50点）とレポート（50点）の合計で評価を行う。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S（90点以上）,　Ａ（80点以上）,　B（70点以上）,　C（60点以上）による成績評価のうえ、単位を付与する。

講義中毎回行う小テストは、原則次の講義内で解説する。
レポートは、それぞれにコメントを返す。

該当しない。