教員名 : 佐藤根 大士
|
授業科目名
微粒子物性
(英語名)
Fine Particle Properties
科目区分
ー
化学工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMP5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
佐藤根 大士
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時(メールで事前連絡が必要、その際に場所を指定する)
連絡先
satone@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
講義目的
多くの工業プロセスでは、原料を微粒子の状態で取り扱う。微粒子の物性、特に微粒子を液に分散させたスラリーの特性は、最終製品の品質に大きく影響するため、その評価が重要となる。本講義では、スラリーの特性について解説し、その評価法およびそれらの特性をプロセスの設計にどう生かすのかを身につける。 到達目標 1)微粒子の物性、特に微粒子を液に分散させたスラリーの特性を理解し説明できること。 2)スラリーの評価法およびそれらの特性とプロセスの設計の関係について説明できること。 授業のサブタイトル・キーワード
固液分散系、スラリー評価、固液分離
講義内容・授業計画
講義内容:
無機材料プロセスにおいて原料や中間製品として幅広く取り扱われる数μm以下の微粒子は、液に分散されたスラリーとして取り扱われ、このスラリー制御の良し悪しが最終製品の性能に決定的な影響を及ぼす。このため、微粒子の物性、特にスラリーの特性評価は非常に重要である。様々な評価法について具体例や特徴、問題点なども含めて講義するとともに、スラリーを取り扱うプロセスの設計への応用や固液分離技術についても述べる。 授業計画: 第1回 スラリーに関する基礎知識 第2回 粒子の特性 1 第3回 粒子の特性 2 第4回 粒子と媒液の界面の理解 1 第5回 粒子と媒液の界面の理解 2 第6回 粒子間に働く力と粒子の分散・凝集 1 第7回 粒子間に働く力と粒子の分散・凝集 2 第8回 中間試験 第9回 スラリーの流動特性と評価 第10回 スラリー中の粒子の沈降挙動と充填特性評価 第11回 ナノ粒子スラリーの特徴と評価 第12回 スラリー調整 第13回 スラリーの分散状態および充填特性評価の実例 第14回 他成分系および非水系スラリー評価の実例 第15回 固液分離技術 定期試験 ※授業の進行に合わせレポート課題を課すとともに、随時小テストを授業内で実施する。 ≪生成系AIの利用について≫ 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
使用しない
参考文献
椿 淳一郎、森 隆昌、佐藤根 大士(著):基礎スラリー工学、丸善出版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストおよび資料を事前読み込み(15h)
【復習】レポート課題(5回、30h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストおよび資料を読み直し(15h) アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッションを実施予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
微粒子の物性、特に微粒子を液に分散させたスラリーの特性を理解し説明でき、スラリーの評価法およびそれらの特性とプロセスの設計の関係について説明できる者については、講義目的・到達目標の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 授業中に指定された課題が全て提出されていること(20%),全ての試験(小テストを含む)を受験すること(80%)を基準とし,加えて理由なき欠席・遅刻がないことを前提とし,これらの結果および授業態度を総合して評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートは原則として講義内で解説する。
課題、講義内容、試験に関する質問は、授業終了後およびオフィスアワーに対応する。 履修上の注意・履修要件
粉粒体工学、分離工学を受講していることが望ましい。
≪遠隔授業について≫ ・当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、天候等その他やむを得ない事情によりオンライン授業を実施する場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。オンライン授業を実施する場合は事前にユニバーサルパスポートから連絡します。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
|