環境プロセス工学｜シラバス情報

授業科目名

環境プロセス工学

(英語名)

Environmental Process Engineering

科目区分

ー

研究科科目

対象学生

工学研究科

学年

1年

ﾅﾝﾊﾞﾘﾝｸﾞｺｰﾄﾞ

HETMP5MCA1

単位数

2.00単位

ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の？から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。

授業の形態

講義 (Lecture)

開講時期

2024年度後期

(Fall semester)

担当教員

山本拓司

所属

工学研究科（化学工学専攻）

授業での使用言語

日本語

関連するＳＤＧｓ目標

目標9

ｵﾌｨｽｱﾜｰ・場所

(火)13:00-17:00, C529室

連絡先

tyamamot@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標

二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。

学部DP

ー

研究科DP

2◎

全学DP

ー

教職課程の学修目標

目標１:磨き続ける力

講義目的・到達目標

【講義目的】
持続的に発展可能な社会の構築に向けて、化学プロセスのさらなる高効率化が求められている。本講義では、環境浄化やエネルギー精製に不可欠な単位操作である吸着を題材として取り上げ、吸着プロセスの効率化のための基礎知識を修得することを目的として、1) 吸着剤の細孔特性の評価方法、2) 吸着プロセスの設計、を講述する。

【到達目標】
1) 吸着等温線を分類・解析できること、2) 吸着プロセスの初期条件・操作条件をもとにプロセスの効率を予測できること、3) 化学工業で実際に用いられている吸着プロセスを挙げて、原理を説明できること。

授業のサブタイトル・キーワード

サブタイトル：　吸着プロセスの設計・操作
キーワード：　吸着等温線、接触ろ過法、固定層吸着

講義内容・授業計画

【講義内容】
吸着剤の物性に関する基礎知識を講義した後、接触ろ過法・固定層吸着をはじめとする吸着プロセスの設計・操作論について解説する。オンデマンド教材を題材として、ノートパソコンを使用した演習を随時実施する。

【授業計画】
１．吸着現象と吸着剤の物性　　　
２．吸着剤表面の化学構造と相互作用
３．吸着平衡と吸着等温線　　　　
４．窒素吸着法による比表面積測定
５．吸着速度と細孔内拡散　　　　
６．吸着操作（接触ろ過法）
７．吸着操作（固定層吸着①）　
８．吸着操作（固定層吸着②）　
９．吸着プロセスのトピック紹介①
１０．吸着プロセスのトピック紹介②
１１．界面での物質移動の考察①
１２．界面での物質移動の考察②
１３．固定層吸着破過曲線に関する演習①
１４．固定層吸着破過曲線に関する演習②
１５．まとめと評価（到達度の確認）

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

教科書

オンデマンド教材（事前にユニバーサルパスポートに掲示しますので、各自プリントアウトして持参してください）

参考文献

現代化学工学（産業図書）　橋本健治・荻野文丸編（学部２・３年時に使用したもの）

事前・事後学習（予習・復習）の内容・時間の目安

【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み（15ｈ）
【復習】レポート作成、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し（各15ｈ）

アクティブ・ラーニングの内容

採用しない

成績評価の基準・方法

レポート(80%)および受講態度(20%)により評価し、100点満点で合計60点以上を合格とする。(S>90%, A>80%, B>70%, C>60%)

課題・試験結果の開示方法

レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。

履修上の注意・履修要件

演習の際には各自ノートパソコンを持参してください（詳細は講義中に指示します）。

実践的教育

該当しない

備考

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。