教員名 : 才木 常正
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授業科目名
電気系工学特別講究Ⅲ
(英語名)
Special Colloquium in Electrical Engineering Ⅲ
科目区分
ー
連携科目(工学研究科 電気物性工学専攻 博士後期課程)
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETDA7MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
才木 常正
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標14
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
saiki@hyogo-kg.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
3◎/5〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
近年、少子高齢化、介護・看護労働力不足等の社会問題や、タンパク質危機等の食糧問題が深刻化しており、これら問題解決において電気系工学の役割は大きいと考えられる。そこで、本特別講究Ⅲにおいては、これら問題を解決するために必要な技術の一つである生体状態を監視可能な生体電気計測について学び、更にその応用についても知ることでエンジニアとして幅広い知識を得る。そして、受講生が生体電気計測の基礎を説明できるようになり、その応用についても提案できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:生体電位を計測することでヒトを含めた動物を構成する各要素(組織、器官、細胞)の活動状態を調べる学問
キーワード:バイオメディカル、ライフサイエンス、ヒューマンインタフェース 講義内容・授業計画
本講義では、まず、生体電気を計測する上で必要となる基礎知識や測定装置について説明する。その後、各種生体電気信号(心電図等)の特徴について、学術論文をもとに発表形式で理解を進めます。最後に、生体電気計測の様々な応用について議論し、独創力を養います。
1.生体電気現象 2.生体組織の電気特性 3.生体用電極 4.生体用増幅器 5.心電図 6.脳波 7.筋電図 8.網膜電図および眼振図 9.皮膚電気活動について 10.生体インピーダンス計測 11.医学,臨床への応用 12.分子生理学への応用 13.スポーツ工学への応用 14.養殖業や農業等への応用 15.まとめ ※生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。 教科書
随時指定する
参考文献
生体情報工学(小杉幸夫 共著、東京電機大学出版局)等
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】発表の準備(30h)
【復習】講義内容の理解を深めるための要約作成(30h) アクティブ・ラーニングの内容
関連学術論文の個人発表を予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
生体電気計測の基礎を理解し、その応用について熟考できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 レポート・小テスト30%、発表70%(最終週に実施)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
発表においては直後に議論する。小テストにおいては原則次の講義ないで解説する。レポートにおいては優れた内容のものを講義で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
・1,2年次・前期「ヒューマンインタフェース (Human Interface)」の単位取得が望ましい。
・オンライン授業にて実施する可能性がありますので、自宅等で授業を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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