シラバス情報

授業科目名
有機構造化学
(英語名)
Organic Structural Chemistry
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBM3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
三宅 由寛
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟・416
連絡先
miyake@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/5◎/6◎
研究科DP
全学DP
1-1〇/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義では機器分析(主に分光学的手法)の原理を説明し、その内容を用いて有機化合物の構造決定に適用する。
【到達目標】1)機器分析手法の原理を説明する、2)有機化合物の構造を決定すること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:紫外・可視分光法、赤外分光法、核磁気共鳴分光法、質量分析法
講義内容・授業計画
【講義内容】
紫外・可視分光法、赤外分光法、核磁気共鳴分光法(1H NMRおよび13C NMR)、質量分析法がどのような原理に基づいているか、また、各手法によって有機化合物のどのような構造に関する情報が得られるかを解説し、吸収スペクトルおよび質量スペクトルに基づいて有機化合物の構造を同定できるようにする。
【授業計画】
1.構造解析とスペクトル(有機化合物の構造解析、分光分析)
2.紫外可視分光法(ランベルト-ベールの法則、電子遷移)
3.紫外可視分光法(スペクトルの解析)
4.赤外分光法(原理、測定)
5.赤外分光法(解析、赤外スペクトル)
6.質量分析(原理、測定)
7.質量分析(解析)
8.核磁気共鳴分光法(原理、測定)
9.核磁気共鳴分光法(解析)
10.構造解析演習1
11.構造解析演習2
12.構造解析演習3
13.構造解析演習4
14.構造解析演習5
15.構造解析演習6
定期試験

生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。
教科書
(1) 配付資料(ユニバーサルパスポートで配布)(2)「基礎から学ぶ有機化合物のスペクトル解析」(小川桂一郎・榊原和久・村田滋 著)東京化学同人[生協で購入可
参考文献
(1) 「有機化合物のスペクトルによる同定法 第7版」 (SILVERSTEINWEBSTERKIEMLE 著、荒木峻・益子洋一 郎・山本修・鎌田利紘 訳)東京化学同人[図書館有]
(2) 「ウォーレン 有機化学 上」(CLAYDENGREEVESWARRENWOTHERS著、野依良治・奥山格・柴崎正勝・檜山為次郎 監訳)東京化学同人[図書館有] 
(3) 「有機化学のためのスペクトル解析法UVIRNMRMSの解説と演習」 M. HesseH. MeiterB. Zeeh 著、野村正勝・馬場章夫・三浦雅博 監訳)化学同人
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストを事前読み込み(15h)
【復習】例題の解答(15h)、演習問題の解答(15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S90点以上),A(80点以上),B70点以上),C60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験の結果を基に評価する。
課題・試験結果の開示方法
演習問題のレポートは講義内で解説する。
履修上の注意・履修要件
・「有機化学IIIIII」で学んだ有機化合物や反応を対象とするので、これらの科目を履修していることを前提として進める。併せて、「有機化学IV」および「有機反応論」を履修することが望ましい。
・ユニバーサルパスポートに講義資料および連絡事項を掲示します。注意して見ておくこと。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。