シラバス情報

授業科目名
生物化学2
(英語名)
Biological chemistry 2
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
當舎 武彦
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
午前9時から午後6時
研究2期棟、S208

連絡先
ttosha@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/2〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇/ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
生体内での化学反応を触媒する酵素の構造と機能の関連、および、その解析方法に関する講義を通じて、生命現象の大部分は酵素が触媒する化学反応で駆動されるということを理解する。
【到達目標】
1)酵素の構造、酵素反応の基礎が述べられること、2)酵素反応速度論や解析手法の学習から酵素反応を定量的に説明できること。
授業のサブタイトル・キーワード
酵素、化学反応、構造機能相関、反応速度論
講義内容・授業計画
【講義内容】
細胞内では、多種多様な化学反応が行われており、それぞれの反応は対応する酵素によって触媒される。酵素は、その触媒活性を高度に制御することで、化学反応を通じて細胞が環境の変化に迅速かつ柔軟に適応できるようにしている。このように、生命現象とは、多くの化学反応によって引き起こされる現象でるといえる。本講義では、生体内において化学反応を司る最も重要な分子である酵素の構造と機能について学び、酵素反応の理解が生命現象の理解につながるとの視点を深く理解する。
【授業計画】
1. 酵素の構造(1次および、2次構造)
2. 酵素の構造(3次および、4次構造)
3. 酵素反応の特徴 その1
4. 酵素反応の特徴 その2
5. 酵素の分類
6. 補酵素 その1
7. 補酵素 その2
8. 酵素反応の実例 その1
9. 酵素反応の実例 その2
10. 酵素反応速度論(反応速度論)
11. 酵素反応速度論(ミカエリスメンテンの式)
12. 酵素反応速度論(複雑な酵素反応)
13. 酵素研究の手法(構造解析)
14. 酵素研究の手法(機能解析)
15. まとめ
定期試験
*講義は板書で行う。
*生成系AIの利用については、教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
「Essential 細胞生物学(原書第3〜5版)」、B. Alberts、K. Hopkin、A. Johnson、D. Morgan、M. Raff、K. Roberts、P. Walter 著、中村桂子、松原謙一、榊 佳之、水島 昇監訳(南江堂)
「ヴォート 生化学(上・下)第4版」、D. Voet、J. G. Voet 著、田宮信雄、松村正實、八木達彦、吉田 浩、遠藤斗志也 訳(東京化学同人)

参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
授業に際して指示するテキスト教材の該当部分の事前読み込み(30h)。
【復習】
講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直す(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
酵素の構造と機能の関係について説明することができ、酵素反応を解析できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
講義中に行う小テスト20%と定期試験80%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則次の講義内で解説する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。