教員名 : 萩谷 健治
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授業科目名
地球物質科学
(英語名)
Terrestrial Material Science
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
ー
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
萩谷 健治
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
随時、研究棟617室
連絡先
hagiya@sci.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/2〇
研究科DP
ー
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
【講義目的】地球物質の大半は鉱物で構成される岩石である。鉱物について学ぶことは環境変化や物質合成の基礎的な知見を得るうえで重要である。本講義では、鉱物にどのような特徴があり、岩石はどのように生成するかについてミクロな原子レベルにおける構造と変化についての知識を得ることができる。
【到達目標】1)鉱物の外形などの特徴ついて、ミクロな構造をもとに説明できる。2)岩石を構成する鉱物生成時に起こる基本的な変化について説明できる。 授業のサブタイトル・キーワード
結晶学、鉱物学、岩石学
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、最初に地球(特に地殻)を構成する元素について学び、それらが構成する鉱物を理解するために結晶学の基礎を学ぶ。さらに生成時の変化を理解するために簡単な相図について学ぶ。なお、地球物質である鉱物について説明できるという到達目標は地学教育に関連付けられます。このため、本講義は教職課程(理科)の必修科目になっています。
【授業計画】2回にわたる内容も一部あるが、おおむね次のような予定で行い、最後に定期試験を実施する。 1.ガイダンス 2.地球、地殻の構成元素 3.化学結合の種類と物性の関係 4.配位数とイオン半径(ポーリングの規則) 5.ステレオ投影、回転軸、回反軸 6.結晶外形、形態変化、格子点 7.点群、晶系 8.ブラベー格子 9.結晶面と方向 10.簡単な結晶構造、単一原子の構造と充填率 11.ケイ酸塩鉱物の分類と構造様式、性質 12.同質多形、固溶体、相転移 13.ギブスの相律(相図と冷却曲線) 14.てこの原理(相図と組織) 15.まとめ 教科書
講義に合わせて適宜プリントを配布する
参考文献
「鉱物学」 森本信男,砂川一郎,都城秋穂著、岩波書店 「X 線結晶解析」桜井敏雄著,裳華房 「宇宙・地球ーその構造と進化」山中高光編、学術図書出版社 「現代の地球科学ー基礎編ー」蟹沢聰史著、学術図書出版社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにプリントを読み直し(4h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】地球物質(特に鉱物)の基本的な事柄を理解した者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】学期末の定期試験により評価する 課題・試験結果の開示方法
定期試験について全体的な講評や模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す
履修上の注意・履修要件
十分な復習をして講義に出席することが望ましい
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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