シラバス情報

授業科目名
グローバル社会を学ぶ
(英語名)
Introduction to Global Society
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
IA9991GCA5
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
易 星星、野津 隆志、小野 康子、後藤 悠帆、村上 直哉、山口 昌志
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標17
オフィスアワー・場所
授業の前後に対応する
連絡先
ユニバーサルパスポートの「授業Q&A」で連絡してください

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
2-1◎/2-2◎/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
この講義はグローバルリーダー教育プログラム(GLEP)「グローバルプロジェクト入門(国内)」の中の選択必修科目である。

講義目的
1.グローバルプロジェクト入門は、受講生が、ローカルな現象とグローバルな現象を関係づけ、歴史・科学・社会・文化の視点から学ぶことが目的である。
2.また、学生自身が課題を発見し探求する能力、情報収集・整理・分析する能力、さらに発表能力といった学生の学習プロジェクト達成能力を総合的に習得することを目的とする。

到達目標
1. ローカルな現象とグローバルな現象の両面を相互に関係づけ、それを歴史・科学・社会・文化などの視点から分析して説明することができる
2. 学生が課題の発見から発表までの一連のプロジェクトを主体的に実施することができる

本授業:「グローバル社会を学ぶ」では、具体的に以下の授業を行う
神戸でフィールドワークを行い、グローバル現象やその歴史を体験的に学ぶ。
さらに学生個人がフィールドワークを通して発見した課題について考察を深め、発表してプレゼンテーションの技術を習得する。
授業のサブタイトル・キーワード
移民、多文化共生、外国人支援、課題発見、フィールドワーク
講義内容・授業計画
授業内容:3回のフィールドワークと、1回の事後学習(フィールドワークで学んだことの発表)で授業を行う。 

1回、2回、3回、4回、5回(10月第2週土曜日を予定)
オリエンテーション
フィールドワークの方法
フィールドワーク(1)テーマ:日本への移民・海外への移住
中国系移民と日本人ブラジル移民の概要を学んだうえで、移民が異なる地に定住することに伴う困難や、受け入れ側の制度の課題について知る。
海外移住と文化の交流センター、南京町、神戸華僑歴史博物館の見学を実施し、神戸の特性に直接触れ、多文化共生の意義を考える。

6回、7回、8回、9回(11月第2週土曜日を予定)
フィールドワーク(2)テーマ:多文化共生
外国から来た子どもや家族が、日本でどのような生活をし、いかなる課題があるのか、彼らを支援する市民団体、NPOやボランティア達の活動はどのようなものか現場で体験的に学ぶ。主に神戸市長田区(新長田)のNPOなどでの見学と参加型学習を予定している。

10回、11回、12回、13回(12月第2週土曜日を予定)
フィールドワーク(3)テーマ:グローバル社会の課題の発見
三宮・元町周辺で 人の移動、言葉の多様化、食べ物やファッションのグローバル化、観光のグローバル化など、さまざまなグローバル現象を、学生がグループになり自分たちで探索し、グローバル社会について理解を深める。
また、外国人へのインタビューを通して、グローバルに活躍する上で求められる異なる文化や価値観、考え方に触れ、異文化コミュニケーション力を身につける。

14回、15回(1月第2週土曜日を予定)
フィールドワークの振り返りと学生による発表

16回 評価(到達度の確認)
教科書
ユニバーサルパスポートで資料を提示する。 
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
各フィールドワーク訪問先について、文献等を中心に自主学習すること(各回2時間程度)。
【復習】
各訪問先での活動や調査などをフィールドノートにまとめ、課題に取り組むこと(各回2-3時間程度)。 
アクティブ・ラーニングの内容
履修者全体またはグループでフィールドワーク等を実施する。参加学生及び訪問先の人々と積極的にコミュニケーションをとり、主体的に学習を進めることが求められる。また、事後学習として、フィールドワークの内容に関連するプレゼンテーションを英語で実施する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ローカルな現象とグローバルな現象の相関関係を理解し、グローバル社会で生じ
ている課題を発見し、解決策を考え、発表することができる者については、講義
目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到
達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)
による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
3回のフィールドワークすべてに参加すること(30%)
フィールドワークの後、調査レポートを提出すること(3回提出 40%)
1月の事後学習に参加し、フィールドでの学習について発表すること(30%) 
課題・試験結果の開示方法
課題やプレゼンテーションに対して、授業時やユニバーサルパスポートを通じて担当教員からフィードバックする。

履修上の注意・履修要件
この講義はGLEP「グローバルプロジェクト入門(国内)」の中の選択必修科目である。「グローバル社会を学ぶ」では、フィールドワークでの訪問先の収容人数の関係から、定員を最大18名とする。GLEP生で定員が充足しない場合、ユニバーサルパスポートを通じて一般学生を募集する(7月中を予定)。履修希望者が多数の場合は、書類などによる外国語コミュニケーション力とリーダーシップの審査によって履修者を決定する(詳細は後日掲示)。なお、本科目はGLEPの基礎科目に位置づけられているため、1年生の履修を優先する。

10月から12月の土曜日3回、神戸市内のフィールドで実施、1月にフィールドワークで学んだことを発表する(詳細は後日連絡する)
実践的教育
該当する
神戸の多文化共生に関わるNGO、宗教施設、介護施設、移民に関する施設を訪問し、そうした現場で働く人との交流を行い、さらに青年海外協力隊などで途上国の開発に関わる経験のある教員などが参加し、現場でのフィールドワークを通して多文化を学ぶ授業である。
備考
フィールド(神戸市内)までの交通費、博物館等の入館料(200円程度)は各自が負担する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。