シラバス情報

授業科目名
生体情報分子機能学
(英語名)
Function of Biological Signaling Molecules
科目区分
生命科学専攻・生体物質機能解析学・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSML5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
塩見 泰史
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟540室(事前にメールで連絡すること)
連絡先
shiomi@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/6〇
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
機能タンパク質複合体による、ゲノム情報の継承機構を解析するために必要な分子生物学的、細胞生物学的、生化学的実験手法を最新の原著論文の読解から自身の研究に応用できるようにする。また、原著論文の解析手法とデータを読解し発表することで、プレゼンテーション能力、質疑応答能力を修得する。

【到達目標】
1)原著論文の読解力を身につけ、研究に対する思考と分析ができるようになること、2)原著論文の内容概要に関してその背景も含めてスライドを作成しプレゼンテーションができるようになること、また、問題点に関して質疑応答ができるようになること、を到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:機能タンパク質複合体の解析手法

キーワード:ゲノムの継承機構
講義内容・授業計画
【講義内容】
ゲノムの維持・伝達、およびその利用が、細胞周期の進行過程でどのように行われるのかに関する、教員が指定した原著論文を講読する。PowerPointなどを用いて内容概要を30分程度のスライドにまとめて発表する。その後、発表内容に関して質疑応答を行う。発表者以外は、発表内容に関して質疑を行う。

【授業計画】
15回にわたり、ゲノムの複製・修復・組換え・分配などで働く機能タンパク質複合体による反応の分子機構に関する、下記の5項目の原著論文の内容を中心に読解する。解析手法やデータの解釈についてプレゼンテーションを行った後に、研究内容について議論、質疑応答する。知識を補うため、適時、テキストとして"Molecular Biology of the Cell (第6版)"を使用する。

1.ガイダンス 本講義での目標や概要の説明
2.ゲノム継承と細胞周期
3.ゲノム継承と細胞周期
4.ゲノム継承と細胞周期
5.ゲノム複製
6.ゲノム複製
7.ゲノム複製
8.ゲノムの修復、組換え
9.ゲノムの修復、組換え
10.ゲノム分配
11.ゲノム分配
12.ゲノム継承機構の解析手法(分子生物学的実験)
13.ゲノム継承機構の解析手法(細胞生物学的実験)
14.ゲノム継承機構の解析手法(生化学的実験)
15.ゲノム継承機構の解析手法(まとめ)


*生成系AI の利用について
 生成系AI の利用については、教員の指示に従うこと。
教科書
特に指定しない
参考文献
英文原著論文を適時指示する

基礎知識の理解のために、Molecular Biology of the Cell (Garland Science) 第6版を参照する場合がある
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
プレゼンテーションのための原著論文の事前読み込み(30h)

【復習】
講義内でのディスカッションの内容を自身の研究に応用できるようにするために原著論文の読み直し、ディスカッション内容の精査
(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
各学生が英文原著論文の読解に取り組み、その内容を発表する。また、その内容について学生同士でディスカッションを行い、特に研究方法を自身の研究に応用できる力を養う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
原著論文を読解しそのプレゼンテーションと、その内容についてディスカッションができる者には、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
原著論文のプレゼンテーション50%・ディスカッションへの積極的な参加を50%として、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
原則、講義時間内のディスカッションで適時解説を加える。
履修上の注意・履修要件
【履修上の注意】
分子生物学、細胞生物学、生化学に関する知識があり、ゲノムの継承機構や機能タンパク質複合体の機能について興味を持っていること。
指示した論文の内容に関して事前・事後学習はもとより、プレゼンテーションおよびディスカッションを行うための十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。