教員名 : 水戸 毅
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授業科目名
磁性物理学
(英語名)
Physics of Magnetism
科目区分
ー
物質科学専攻科目・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
水戸 毅
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
講義資料は英語で記述
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・703号室
連絡先
メールアドレス
mito@sci.u-hyogo.ac.jp 連絡にはできるだけ @guh.u-hyogo.ac.jp のアドレスを用い、件名に「磁性物理学」と入れてください。(例 「磁性物理学 質問」など) 対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎/4〇
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】本講義では、原子の磁性、常磁性、結晶電場、平均場理論、交換相互作用、金属磁性、等について基本から学習し、固体が示す様々な磁性の機構について学ぶ。
【到達目標】原子の磁性、常磁性、結晶電場、平均場理論、交換相互作用、金属磁性、等について説明ができ、実際の固体における測定例からその物質の特性が分類できる。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:orbital and spin moments, total angular momentum, Hund’s rule, spin-orbit coupling, paramagnetism, crystal field, mean field theory, Landau theory,
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、下記の学習内容に関する英語表記のプリントを配布し、輪読形式で各履修者が割り当て個所を複数回担当して和訳と解説を行う。
【授業計画】 本講義では、下記の学習内容に関する英語表記のプリントを配布し、各履修者が複数課題を担当して和訳と解説を行う。 1 Hydrogenic atom and angular momentum 2, 3 Many-electron atom - Total angular momenta - Hund's rules - Spin-orbit coupling 4, 5 Paramagnetism - Zeeman interaction - Brillouin theory - Langevin theory (- Van Vleck susceptibility) 6-8 Crystal-field interactions- - Crystal fields - One-electron states in crystal fields and ligand fields - Many-electron states in crystal fields and ligand fields - Single-ion anisotropy due to electrostatic interaction 9-11 Mean field theory - Molecular field theory - Landau theory - Stoner criterion 12, 13 Exchange interactions - Exchange in insulators - Exchange in metals 14. 15 Band magnetism - Magnetic impurities in nonmagnetic metals - Ferromagnetic metals ※レポート課題の作成において、生成AIの使用は認めない。 教科書
講義資料を配布。
参考文献
Magnetism and Magnetic Materials (J. M. D. Coey著, CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS)
その他、一般的な磁性の教科書 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義ごとに資料の割り当て個所をあらかじめ読み、和訳する。また、割り当て個所の担当者は内容を解説する事前準備をし、担当者以外は資料中の理解できない点等がないか事前にチェックする。必要に応じて参考文献を読む。(45h)
【復習】講義資料を改めて読み直し、内容が理解できているか確認する。講義内容の理解を深め定着させるために参考文献を読む。(15h) アクティブ・ラーニングの内容
担当者の発表形式とし、担当者以外には発言や質問等を求め、授業態度に反映させる。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 講義資料の割り当て個所を正しく和訳できればC以上の成績とし、加えて割り当て個所の解説を行うために必要な学習を自ら行っているか、他の履修者が行う和訳や解説に対して適切な質疑が行われているか、を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
講義内容で生じた疑問点等は、講義中にて解説・議論する。
履修上の注意・履修要件
量子力学の基礎的な知識を身につけていることを前提とする。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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