シラバス情報

授業科目名
分子分光学
(英語名)
分子分光学
科目区分
物質科学専攻・物質反応解析学・選択科目
対象学生
理学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HSSMM5MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
開講せず
所属
理学研究科 物質科学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業当日の午後・研究棟213号室
連絡先
stake@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】光が分子にどう作用し、分子がどう応答するかを深く考察し、分光分析の基盤となっている分光学の考え方を身につけることを目的とする。

【到達目標】光と分子の相互作用および分子系における緩和を適切に記述し、光吸収をはじめとする光学過程をミクロな視点で説明できるようになることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:分子、電子状態、光、緩和、コヒーレンス
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、量子力学的な系の記述と摂動展開、密度行列による緩和の表現をもとに、線形および非線形光学過程を解説する。
【授業計画】
1.誘起分極と電気感受率
2.分極と光との相互作用
3.吸収タイプと発光タイプの分光
4.時間発展演算子と摂動展開
5.相互作用表示
6.密度行列(その1)
7.密度行列(その2)
8.緩和の導入
9.密度行列の摂動展開(その1)
10.密度行列の摂動展開(その2)
11.二準位系と光との相互作用
12.一次の誘起分極
13.光吸収とそのスペクトル
14.二次の非線形分光
15.三次の非線形分光
*生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
必要な資料は授業の際に配布します。
参考文献
「非線形光学入門」、服部利明 著、裳華房
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】前回までの授業で習得した内容を再確認するとともに、次の講義内容に関連する参考図書の該当箇所を事前に読み込む(30時間)。

【復習】授業内容を読み返したり、途中の計算をみずから確認したりすることで、講義内容の理解を深め定着させる(30時間)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】量子論の考え方にもとづいて光と分子の相互作用の捉え方を理解できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度にもとづき、 S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ単位を付与する。

【成績評価の方法】レポートの成績にもとづき評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業中に示した例題について、その場で解説しながら解答例を示す。
履修上の注意・履修要件
量子力学と電磁気学の基礎を理解していることが望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。