教員名 : 篭島 靖
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授業科目名
装置実習Ⅱ
(英語名)
装置実習Ⅱ
科目区分
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物質科学専攻科目・選択科目・部門共通特別科目
対象学生
理学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
HS9996MCA5
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度前期
担当教員
篭島 靖、小林 寿夫、津坂 佳幸
所属
理学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9/目標17
オフィスアワー・場所
研究Ⅱ期棟(旧CAST) S212室・随時(事前にメールにて連絡すること)
連絡先
篭島 靖 kagosima@sci.u-hyogo.ac.jp
小林寿夫 kobayash@sci.u-hyogo.ac.jp 津坂佳幸 tsusaka@sci.u-hyogo.ac.jp 対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
5◎/7◎/2〇
全学DP
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教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
放射光や自由電子レーザーの原理とその利用研究について、より専門的な知識を学び、SPring-8を使う実習によってユーザー実験を体験する。また、計測装置の部分に加えて、放射光光学系のハンドリンク、光源の調整方法・性質などについて実習を行う。本科目は放射光の原理と利用法を、講義と実習を通して説明できるようになることを目的とする。 【到達目標】 実習において、実際に放射光を用いて、測定・解析ができるようになること。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:最先端の放射光科学を学ぶ
キーワード:放射光、ビームライン、X線回折・散乱、構造解析 講義内容・授業計画
(i)「SPring-8夏の学校」と (ii)「特別実習」により構成されている。
(i)「SPring-8夏の学校」では、最初の2日間で行われる放射光光源、光学系、利用実験についての一連の内容の講義と、それに続く2日間で、実際に放射光を使って利用実験とその解析手法を学ぶ実習を行う。講義の内容は、放射光発生、ビームライン、X線検出器、自由電子レーザー、X線回折、XAFS、X線イメージング等である。実習では、20件前後のSPring-8のビームラインを用いた実習課題が設定され、その中から2テーマを選択する。また、施設の見学を通じて具体的な知識を習得する。 「SPring-8夏の学校」は例年7月上旬に行われるが、変更になる場合がある。例年4月頃にSPring-8のHPでアナウンスされるので、必ず確認すること。また、本学の履修登録に加えて別途「SPring-8夏の学校」への参加登録が必要であるので、 SPring-8のHPから必ず参加登録すること。 (ii)「特別実習」では、放射光加速器・光源・光学系について実際に運用されている状態の見学および、相当レベルの実習を行う。3日間の日程で行われるが、詳細な日程については、年度が始まってから連絡する。 ※「特別実習」では、放射光源特性計算プログラムSPECTRAを使ったシミュレーションを行うので、ノートパソコンが必要である。「SPring-8夏の学校」でも、実習の際にノートパソコンがあった方がよい。 生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。 教科書
「SPring-8夏の学校」については、講義ごと、実習ごとのテキストが事前に提供される。
「特別実習」についてもテキストが配布される。 参考文献
「改訂版 放射光ビームライン光学技術入門〜はじめて放射光を使う利用者のために」、日本放射光学会(2019年). 播磨光都閲覧室に所蔵.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキスト(開講前にホームページよりダウンロードする)の事前読み込み(10h)
【復習】レポート作成を含む(35h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
[成績評価の基準]
放射光の原理と利用法を説明でき、実習において測定・解析ができるようになった者に単位を授与する。 講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 [成績評価の方法] 主体的な授業参加度(積極的な質問等)(20%)とレポートの結果(80%)を併せて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートはそれぞれにコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
1.放射線業務従事者登録と線量計(ガラスバッジ)が必要になるので、事前に登録を済ませ線量計(ガラスバッジ)を準備しておくこと。
2.履修登録に加え、別途「SPring-8夏の学校」への参加申し込みを必要とする。申し込み人数によっては受講できない場合がある。 3.必ず履修願提出の前に担当教員(篭島)に履修についての説明を受けること。 実践的教育
該当しない
備考
「SPring-8夏の学校」では、他大学・研究所等の教員・専門家による講義と実習が多いため、本学学生としての品位を保つこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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