シラバス情報

授業科目名
基礎物理学Ⅰb
(英語名)
Fundamentals of physics I b
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
1年
ナンバリングコード
HSSBA1MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
柳澤 幸子
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
講義開始前・終了後、講義室にて。メールでの問い合わせは随時。
連絡先
sachi.y@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/2〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】自然現象一般を科学的に理解するためには物理学の素養が必須である。本講義では、物体の運動と波などの物理現象を数学的に表現することを通して、物理学の基礎概念や基本法則を学ぶことを目的とする。
【到達目標】身の回りにある「物体の運動」および「波」の物理現象について(1)定性的な説明、(2)一般的な数式による表記、(2)表された数式に基づく物理現象の予測、ができることを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】力のつり合い、ベクトル、運動の法則、位置、変位、速度、加速度、等速運動、等加速度運動、等速円運動、放物運動、自由落下、振動、仕事とエネルギー、位置エネルギー、運動エネルギー、エネルギー保存則、運動量、慣性力、波、音波、光波、回折、反射、屈折、定在波、固有振動
講義内容・授業計画
【講義内容】力学を学ぶ上で必要な力の表し方や運動の法則について説明する。その後、物体の運動について具体的な例を取り上げ数学的に表現する方法を説明する。波動の分野においても、波の性質を数式として表し、身近にある「波」の説明をする。
【授業計画】
テキスト「第5版 基礎物理学」第1、2、4章の内容について以下のように講義を行う。
1. 力の表し方1
2. 力の表し方2
3. 運動の表し方1
4. 運動の表し方2
5. 運動の法則
6. 等速円運動
7. 放物運動
8. 雨滴の落下
9. 振動
10. 仕事とエネルギー
11. 運動量
12. 慣性力
13. 波の性質
14. 音波
15. 光波
定期試験
教科書
「第5版 基礎物理学」 原 康夫著 学術図書出版

参考文献
一般的な物理学の教科書
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキストをよく読んで臨むこと。問や例題をあらかじめ解いた上で望むとより良い。(15h)
【復習】課題および講義で扱った問に加えて、テキスト中にある問や例題、章末問題を解くことで内容の理解を定着させること。(45h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的・到達目標への達成度に基づき、合格者にはS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価を行う。
【成績評価の方法】学期末の定期試験の成績を基本とするが、毎回の課題も考慮して総合的に評価する。
課題の作成の際に生成系AIの利用は認めない。生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
課題・試験結果の開示方法
課題については翌週の講義の初めに解説を行う。
定期試験については、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
ベクトル、微分、積分の基礎的な考え方と取り扱いについて復習しておくと良い。

【選択基準】基礎物理学I 受講の際のAまたはBの選択基準は所属する学科によって異なる。以下の基準を照会して選択すること。
 〔物質科学科〕高校の物理を履修していることを前提とする。共通テストにて物理を選択した者はAを、そうでない者はBを選択する。
 〔生命科学科〕高校の物理を履修していない者はBを選択する。高校の物理を履修した者はAを選択することが望ましいが、 特に希望があればBを選択しても構わない。

【教職との関連】基礎物理学I (AまたはB)は、理学部で取得できる理科の教諭免許状を取得する場合の「教科に関する科目」としての必修科目である。


実践的教育
該当しない。
備考

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。