シラバス情報

授業科目名
ヨーロッパ言語文化Ⅰ
(英語名)
Language and Culture in Europe Ⅰ
科目区分
専門教育科目

対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
石倉 和佳
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
本講義は、ヨーロッパの言語文化について知見を深めるために、イギリスの児童文学を事例としてとりあげ講義するものである。本講義の履修によって、ヨーロッパ文化における言語表現について一定の視点から述べることが出来るようになり、また児童文学の作品世界について説明することが出来るようになることを目的とする。
授業のサブタイトル・キーワード
イギリス児童文学
講義内容・授業計画
本講義ではイギリス児童文学作品の歴史的背景を説明したのち、具体的な作品を取り上げ作者や社会的背景と共に作品の読解を行う。授業進行は次の通りである。
1)はじめに ヨーロッパの中におけるイギリス 児童文学の成立について
2)チャップ・ブックとやさしい読み物 17世紀以降
3)子どものために作られた本 18世紀
4)19世紀 児童文学の成立期 挿絵と物語について
5)『ピーター・ラビット』の世界
6)『ピーター・ラビット』を読む
7)ビアトリクス・ポターについて
8)『不思議の国のアリス』とルイス・キャロル
9)『不思議の国のアリス』を読む 動物たちの世界
10)アリスのナンセンスな世界
11)映像になったアリス
12)『くまのプーさん』の森 A.A. ミルンについて
13) プーの物語を読む 家庭小説、冒険物語の視点から
14)プーの物語を読む ジェンダーの視点から
15)イギリス児童文学史と全体のまとめ

予習・復習のための生成AIの活用は勧めません。レポートに生成AIを利用して記述した箇所があると分かった場合は採点しません。後日判明した場合は単位を取り消すことがあります。
教科書
特に定めない。プリントを配布。
参考文献
佐藤和哉『読むという冒険 イギリス児童文学の森へ』岩波文庫 2022年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習:配布された資料を読み込み、授業の内容についての概略を把握する(20h)
事後学習:講義での内容と配布されたテキストを合わせて理解し、説明できるようにする(20h)  レポート作成(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
特に採用しない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:ヨーロッパ言語文化の一つの事例として、イギリス児童文学について基礎的な知識を習得し、歴史的な発展を理解して物語世界を分析し説明する基本的な方法論を身につけているものに単位を与える。
講義目的及び到達目標に記載された内容についての理解度によって、SからCまでの評価を与える。
評価方法:毎回のミニ課題20%と二回のレポート80%によって総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎回のミニ課題については次の授業で講評を行う。レポートについては2回分を終了後ユニバーサル・パスポート等で全体的な講評を行う。
履修上の注意・履修要件
授業では英語のテキストを読む回があるので、辞書を使えるようにしておくこと。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。