シラバス情報

授業科目名
一般有機化学
(英語名)
General Organic Chemistry
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
山田 順一
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9/目標12/目標13/目標14
オフィスアワー・場所
講義終了後,教室または非常勤講師控室にて
連絡先
yamada@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇/4-1〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
有機化学は,炭素を含む化合物(有機化合物)を扱う学問として,日常生活のいたるところで役立っている。医薬品,食品,衣料品,ガソリン,石けんなどの身のまわりのものは有機化合物でできている。本講義では,有機化学の基礎知識に基づいて,身のまわりの有機化合物や生体,健康と医療,環境に関わる有機化合物について論述する。
【到達目標】
1)有機化合物の構造と性質に関する基礎知識を修得し,2)身のまわりの有機化合物や生体,健康と医療,環境に関わる有機化合物を原子・分子レベルで理解して説明ができるようになること,である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:身のまわりの有機化学
キーワード:有機化合物の官能基と性質,生体,健康と医療,環境

講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では,大学レベルの基礎的な有機化学を論述するにあたり,まず高校レベルの知識を取り入れながら「炭素の化学」を解説する。次いでテキストに沿って有機化合物を官能基で分類し,それぞれの官能基で特徴づけられる有機化合物の構造と性質を解説し,身のまわりの有機化合物や生体,健康と医療,環境に関わる有機化合物を例解する。
【授業計画】
1.(1) 序:炭素の化学,(2) 有機化学入門(Ⅰ)(テキスト第1章)
2.(1) 有機化学入門(Ⅱ)(テキスト第1章),(2) アルカン(Ⅰ)(テキスト第2章)
3.アルカン(Ⅱ)(テキスト第2章)
4.不飽和炭化水素(Ⅰ)(テキスト第3章)
5.不飽和炭化水素(Ⅱ)(テキスト第3章)
6.酸,ハロゲン,硫黄を含む有機化合物(Ⅰ)(テキスト第4章)
7.酸,ハロゲン,硫黄を含む有機化合物(Ⅱ)(テキスト第4章)
8.分子の三次元的形状(Ⅰ)(テキスト第5章)
9.分子の三次元的形状(Ⅱ)(テキスト第5章)
10.アルデヒドとケトン(Ⅰ)(テキスト第6章)
11.アルデヒドとケトン(Ⅱ)(テキスト第6章)
12.カルボン酸,エステル,アミド(Ⅰ)(テキスト第7章)
13.カルボン酸,エステル,アミド(Ⅱ)(テキスト第7章)
14.アミンと神経伝達物質(Ⅰ)(テキスト第8章)
15.(1) アミンと神経伝達物質(Ⅱ)(テキスト第8章),(2) まとめと評価(到達度の確認)
定期試験
※生成系AIの利用:この授業では生成系AIの利用は予定していないが,学生が利用する場合は参考文献が実存するかなど事実確認を必ず行うこと。

教科書
「スミス基礎有機化学」,Janice Gorzynski Smith 著,村田滋 訳,東京化学同人
参考文献
・「有機化学 改訂2版」,奥山格・石井昭彦・箕浦真生 著,丸善出版
・「ボルハルト・ショアー現代有機化学 第8版(上)・(下)」,K. P. C. Vollhardt・N. E. Schore 著,古賀憲司・野依良治・村橋俊一 監訳,化学同人
・「ウォーレン有機化学 第2版(上)・(下)」,J. Clayden・N. Greeves・S. Warren 著,野依良治・奥山格・柴崎正勝・檜山為次郎 監訳,東京化学同人

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(8h)
【復習】
・レポート作成(2回,12h)
・講義内容の理解を深めて効果的に定着させるためには,「読む」だけではなく「書き出す」も重要。具体的には,テキストを読み直すと同時にノートやパワーポイントのダイジェスト版(備考参照)を自身でもう一度書き出しながら覚えて,テキストに掲載されている練習問題や問題を解くことを勧める(40h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
有機化合物の構造と性質を理解し,身のまわりの有機化合物や生体,健康と医療,環境に関わる有機化合物を原子・分子レベルで説明ができる者については,講義目的・到達目標に記載する能力(知識,思考力、判断力等)の到達度に基づき,S (90点以上),A (80点以上),B (70点以上),C (60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポート20%,定期試験80%を基準として,受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
・レポートは翌週の授業終了時に提出。提出されたレポートについては,その講評を授業の中で述べる。
・定期試験の結果については,その講評を授業評価アンケートの教員コメント欄に記載する。
履修上の注意・履修要件
授業中に指示した事前・事後学習はもとより,「講義内容・授業計画」に記述したテキスト等の該当箇所などについて,十分な予習・復習をして講義に出席すること。

実践的教育
該当しない。
備考
本授業では,パワーポイントを使用して解説する。授業で使用したパワーポイントは,そのダイジェスト版(PDF)をユニバーサルパスポートに掲載する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。