シラバス情報

授業科目名
環境生物学
(英語名)
Enviromental Biology
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
岡田 龍一
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義終了後、講義を⾏った部屋で質問等を受け付ける。
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
⽣物(主に動物)の環境に対する反応や⾏動を通して動物⾏動のしくみの共通原理と多様性を学び、⽣物の環境との関わりについて理解することを目的とする。まず、動物の⾏動発現のもととなる脳・感覚器・筋⾁における神経メカニズムについて講義を⾏う。次に、個体間の相互作⽤による集団レベルでの⾏動やメカニズムについて講義を⾏う。さらに、周囲からの刺激や内部状態に依存して応答を変化させることができる⽣物の環境への適応メカニズムと⽣物⽣態系との関わりについても論じる。
到達目標:⽣物と環境との関わりについて理解し、述べることができる。さらに、個々の、⽣物の⾏動発現と環境への適応メカニズムに関する理解を背景に、⽣態系の⼀部としての動物の振る舞いについて体系的に説明できる。

授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
各回の講義は以下のとおりに進める予定であるが、講義の進行度や学生からの特別な要望があった場合などは、適宜変更する場合がある。

1. ガイダンスおよび⽣物と環境の関わり
2. ⽣命の誕⽣
3. 動物の⾏動様式
4. 脳・神経系の多様性と⾏動を起こす神経のしくみの例
5. 神経の活動と情報伝達
6. 感覚系の性質とさまざまな動物の感覚
7. 視覚系の情報処理
8. 運動と筋⾁-感覚の関係
9. 学習と記憶
10. ⾏動の動機づけ
11. 動物のコミュニケーション
12. ⽣物間相互作⽤
13. ⽣物の社会性
14. ⽣物の進化
15. まとめと最終課題

本講義は各人が本講義で学んだことを他の人に述べたり説明できるようになるのが目的であるので、授業内で生成系AIを使用することは認めない。ただし、各人の個人学習においては制限を設けない。
教科書
原則、毎回必要な資料を配付する。講義全体を通してのテキストは、必要に応じて随時指定することがある。
参考文献
これからの⽣命科学、環境⽣物学、針⼭孝彦、津⽥基之、共⽴出版、2010
⾏動の神経科学、G.K.H. Zupanc (⼭元⼤輔訳)、シュプリンガージャパン
ニューロンの⽣物学、F・デルコミン、トッパン

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
各⼈の理解度に応じて、事前事後に合計4時間程度の学習が望ましい。特に、配付した資料や参考文献の該当箇所などを基に、授業で解説した生物現象を自分の言葉で簡潔に説明できるように事後学習することが望ましい。
アクティブ・ラーニングの内容
特別明確にアクティブラーニングに該当するような時間や作業は設けないが、講義は随時、対話的に進める。また、毎回、講義内容について質問やより詳しい説明の要望を受けつけ、それについてフィードバックする形で双⽅向型の講義を⾏う。
成績評価の基準・方法
基準: 環境と⽣物の関連について論じることができ、⽣物の⾝体のしくみ、⾏動発現や環境適応のメカニズムを理解しているものに単位を与える。評価基準は以下のとおりとする。
S: 講義内容をよく理解し、しくみやメカニズムを⾃らの⾔葉で的確に説明することができる。
A: 講義内容をよく理解し、しくみやメカニズムを⾃らの⾔葉で説明することができる。
B: 講義内容を標準的に理解し、しくみやメカニズムを説明することができる。
C: 講義内容を最低限は理解している。
D: 講義内容を理解していない。

⽅法: 受講態度(10%)、授業内の課題(30%)、最終課題(60%)を総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
必要に応じて講義内、またはユニバーサルパスポート上でフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
与えられた課題はもとより、⽂献、インターネットなどにより、⽤語などについて復習をしながら講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。