教員名 : 奥 勇一郎
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授業科目名
大気科学
(英語名)
Atmospheric Science
科目区分
専門教育科目
−
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
奥 勇一郎
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
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全学DP
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教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】「都市環境論」の内容を数学・物理学の視点から適切に理解することを目的とする.
【到達目標】大気現象を理解するのに物理法則がどのように使われているか,具体的な数値を用いて定量的かつ理論的な説明ができることを到達目標とする. 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:気象学,気候学
講義内容・授業計画
【講義内容】
様々な大気現象を理解するための基礎となる知識や考え方について解説する.これらは地方自治体における気候変動への適応に関する計画の策定や適応策を検討する上で,あるいはそれらを目的とした調査研究において必要となる基礎的知識である. 【授業計画】 当授業は実践的教育に該当する. 1. ガイダンス 2. 大気の鉛直構造 3. 静水圧平衡(高さと気圧の関係) 4. 熱力学の第一法則 5. 温位 6. 湿潤大気(水蒸気量の様々な表現) 7. 乾燥断熱過程と湿潤断熱過程 8. エマグラム 9. 大気の安定度 10. 降水過程 11. 地球規模の大気の運動 12. 地衡風と傾度風 13. 台風 14. 収束と発散,渦度 15. まとめと総括課題 ※パソコンの利用: 毎回使用予定 ※生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと.生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,または認定を取り消すことがある. 教科書
必要に応じて資料を配付します.
参考文献
『一般気象学 第2版補訂版』小倉 義光 著(東京大学出版会)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
授業で指示がある場合はその内容を,ない場合は授業計画に記載の用語について参考文献等を用いて調べておくこと.各回につき2時間を目安とする. 【復習】 授業で示した図表等から読み取ることのできる相関関係や因果関係,それらを介してわかる現象の特徴等について,確認課題やコメントシート,ノート等を見直して復習しておくこと.各回につき2時間を目安とする.授業で展開した計算(数式の場合は与えられた値以外に考えることのできる条件に適した数値を代入しての試算)や議論を自分自身の力だけで復元してみることを強くおすすめします. アクティブ・ラーニングの内容
ユニバーサルパスポートのクリッカー機能を使用した出席者全員参加のクイズを実施する場合がある.授業計画における「降水過程」の内容を終えてから簡単な実験を行います.
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
様々な大気現象についての仕組みをはじめとする講義内容の事柄について理解し,数値を用いた定量的かつ理論的な説明ができる者に単位を授与する.講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じてSからCまで成績を与える. S: 授業内容はもとより関連する広範な内容まで自主的な学修で理解できている.課題における情報収集や知的探求が卓越しており,その構成や内容が極めて優秀な水準で到達目標に達している. A: 授業内容はもとより関連する内容まで自主的な学修で理解できている.課題における情報収集や知的探求に積極性がみられ,その構成や内容が優秀な水準で到達目標に達している. B: 授業内容を適切に理解できている.課題における情報収集や知的探求は指示された範囲内でなされ,その構成や内容がおおむね良好な水準で到達目標に達している. C: 授業内容の理解は必要最低限である.課題における情報収集や知的探求は指示された範囲内でなされ,その構成や内容が必要最低限の水準で到達目標に達している. 【成績評価の方法】 各回の講義終了時にそれまでの講義内容についての確認課題を実施する場合がある.受講態度と確認課題80%,総括課題20%を基準として総合的に評価する. 課題・試験結果の開示方法
各回の講義終了時に講義内容について,わかったこと・わからなかったことをコメントシートに書いて提出,確認課題の解答およびコメントシートに対する回答は,それらを実施した回の次以降の回にて解説します.
履修上の注意・履修要件
確認課題には関数電卓(各種デバイスのアプリケーションでも可)を必要とするものもあるので持参すること.履修にあたっては,十分な予習・復習をして授業に出席すること.履修要件ではないが2年次・前期の「物理学基礎」が単位取得済みであることを前提に授業を展開するので注意すること.同様に,履修要件ではないが3年次・前期の「大気科学演習」は2年次・前期の「都市環境論」と2年次・後期の「大気科学」が単位取得済みであることを前提に授業を展開するので注意すること.受講者の理解度に応じて内容を変更する場合がある.内容を積み重ねて授業を展開しますので,わからなくなったら早めに質問をする,理解度に応じてしっかりと復習をするなどの地道な取り組みが求められます.
実践的教育
地方自治体における調査研究の経験を持つ教員が,その実務に必要となる基礎的知識について解説することから実践的教育に該当する.
備考
担当教員は大気科学に関する研究を行っている.この講義は,担当教員の専門分野である気象学,気候学の研究をする上で必要な大気物理学の基礎的知識を教授するものである.詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo)を参照のこと.
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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