シラバス情報

授業科目名
構造力学Ⅰ
(英語名)
Structural Mechanics Ⅰ
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
永野 康行
所属
減災復興政策研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9/目標11
オフィスアワー・場所
講義終了後、次の講義開始時間まで講義室にて(またはリモート)
連絡先
nagano@drg.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
構造力学は、建築構造物の構造設計をおこなう際に必要となる力学的な基礎知識を体系化したものである。建築物に荷重が作用した際に、どのような力や変形が生じるかを知ることは、建築物の安全性を確認するために必要なことである。本講義では、静定構造物に生じる応力についての基礎知識を習得することを目的とする。そして、建築物の荷重形式や構造体の力の流れが理解でき、様々な部材設計ができるようになることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:力の釣合、断面力、静定構造
講義内容・授業計画
【講義内容】構造力学の基礎的理論として、力および力のモーメントの概念ならびにそれらのつり合いについて講義した後に、静定構造物の解析手法について解説する。その後、断面の性能の求め方とそれらを用いた様々な建築構造物の部材設計の方法について講義する。
【授業計画】
1.ガイダンス、本講義の目的や概念を説明する。
2.力の定義と力の釣り合いの概念を説明する。
3.曲げモーメントについて説明する。
4.支点と節点の概念および荷重について説明する。
5.静定梁の反力の求め方を説明する。
6.構造物の「安定・不安定」、「静定・不静定」について説明する。
7.静定梁(単純梁)の応力の求め方を説明する。
8.静定梁(片持梁)の応力の求め方を説明する。
9.断面の性能(断面一次モーメント、断面二次モーメント)について説明する。
10.断面の性能(断面係数、断面二次半径)について説明する。
11.部材の設計(曲げ材)について説明する。
12.部材の設計(引張材)について説明する。
13.部材の設計(圧縮材)について説明する。
14.部材の設計(組合せ応力材)について説明する。
15.まとめと評価(到達度の確認)
【授業における生成系AIの使用について】
・レポート等については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することは出来ません。
・教員の許可があれば、学生はその指示の範囲内で使うことを可とします。
・課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しないこと、または認定を取り消すことがあります。
教科書
建築構造力学入門:和田 章、藤本 盛久:実教出版
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(30h)
【復習】テキスト内の練習問題の実施(20h)、学習内容(ノート・テキスト)の見直し(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
建築構造力学における力の釣合、静定梁の断面力の算定方法および部材の設計について、講義で学んだ知識を用いて適切に算出できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポート・小テスト40%、到達度の確認60%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストを実施した場合は、原則次の講義内で解説する。
履修上の注意・履修要件
・別途連絡することがあるので、掲示や大学アドレスへのメール連絡等に注意すること。
実践的教育
担当教員は建築構造設計の実務経験を有する教員が、構造力学について解説する頃から実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。