シラバス情報

授業科目名
コミュニティ創造論
(英語名)
Community Development
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
杉山 武志
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標9/目標11
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義は、コミュニティ創造と呼ばれる試みの多くにおいて傾斜がみられる、公共(行政)と市場(企業)という二分法的な発想の限界を学ぶ。コミュニティをめぐる都市政策と地域政策のトピックを取り上げながら、公共と市場の論理にのみ収斂しないコミュニティ感覚に富む創造的な解決策の検討に向けた思考力の修得を目的とする。
【到達目標】1)コミュニティ創造をめぐる背景や専門的知識を明瞭に理解して説明する、2)コミュニティを創造するうえでの諸課題を解決しうる思考プロセスを明瞭に表現する、ことである。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:コミュニティ、創造性、都市政策、地域政策
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では、コミュニティ創造論にかかわる知識の修得、思考力、表現力を養うために、ガイダンスや振り返りを除く各回では原則(1)前回の振り返り、(2)各回のトピックにかかわるディスカッション、(3)本題、(4)中間時点の振り返り、(5)終盤時点の振り返り、の手順で講義を進める。
【授業計画】
1. ガイダンス:コミュニティを「創造」するのは誰か?
2. 幻想化するコミュニティ①:メディア都市とプラットフォーム資本主義
3. 幻想化するコミュニティ②:新自由主義的都市−管理者主義と企業家主義−
4. 幻想化するコミュニティ③:コミュニティ政策−新しい公共と共同体主義−
5. 前半の小括と振り返り
6. コミュニティと都市政策①:「まちづくり」へ動員されるコミュニティ
7. コミュニティと都市政策②:「都市再生」でコミュニティは再生する?
8. コミュニティと都市政策③:ベイエリア再生と創造都市政策
9. コミュニティと都市政策④:創造都市とオーセンティシティ
10. 中盤の小括と振り返り
11.コミュニティと地域政策①:田園都市とハワードの真意
12.コミュニティと地域政策②:地域主義と内発的発展
13.コミュニティと地域政策③:合併自治体とコミュニティ感覚
14.コミュニティと地域政策④:共発的発展と新たなコミュニティの創造
15.まとめと評価(到達度の確認)

※生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
適宜、プリント資料等を配布する。
参考文献
講義内において適宜、教示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】小テストの学習(2回:計10h)、授業に際して指示する文献の読み込み(20h)
【復習】期末レポートの作成(15h)、講義内容の理解を深め定着させるための授業資料の読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
授業内において学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 コミュニティ創造論の背景や専門的知識を理解したうえで明瞭に説明でき、コミュニティを創造するうえでの諸課題を解決しうる思考および表現ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 小テスト40%、期末レポート60%を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則次の講義内で解説する。
期末レポートについては、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って全体的な講評を返す。
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、講義内で案内する文献を参考に、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員は人文地理学を基盤に地域コミュニティの創造に関する研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野であるコミュニティ創造論という地域コミュニティ論の応用的な部分を解説するものである。詳細は教員研究者データベース(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。